⑦教科イチ押し【小林理学研究所】
いよいよ明日は合唱祭、生徒達の練習にも熱がこもっています。
教科イチ押しの続きです。引率の直井より報告します。
小林理学研究所は,騒音,振動などの音に関する研究を行っている,日本で唯一の研究所です。
1年生は,音を3学期の理科授業で勉強するため,まずは会議室で音についての授業初級編。
映画を見ながら音の間違い探しをし,空気や物体がないところでは音は伝わらないことを学んだり,音の速さと光の速さの違いによる不思議な映像を見て,楽しく音を学びました。
また,音を音で打ち消す技術,アクティブノイズコントロールについてもわかりやすく教えていただきました。
講義のあとは,マンガなどにある「シーン」という音を体験できる無響室,人には聞こえない音を窓ガラスの震えで体感できる低周波音発生装置,音の響きを感じる残響室,大型模型実験室では大型コイルを使った実験と吸音材を見せていただきました。吸音材は,家の壁などにも入っているフワフワのスポンジのようなもので,音を吸収する性質があるという説明に「ください!!」とお願いし,希望者は切ったものを鞄につめて帰っていました。
生徒の感想です。
◆音はいつも身近にあるけど,自分たちには聞こえない音もあることを知った。
◆音は物体を通して伝わることや,壁などに反射することがわかった。
◆音について,たくさん体験することができて楽しかった。
◆見学の後から,日々の生活の中で音を意識するようになった。
◆車で走っていても,響いている音はどこに反射しているかなどを気にするようになった。
◆昔は録音するのがやっとだったのに,今は音を音で消すことができるほどになって,すごいと思った。
◆研究所でいただいた吸音材のおかげで熟睡したわけではないが,よい夢を見ることができて,音のすばらしさを知った。