叶いやすい目標の立て方
今日は始業式でした。
朝から元気な生徒達におはようございます!と挨拶されると、私もなんだかウキウキしてきます。
実は年末、腰痛になり、レントゲンを撮ったら、数年前より椎間板がかなりつぶれてきているとのこと。駅伝選手が怪我をしたニュース、身につまされました。杖をついて歩く年配の方がいつもより目に入ってきて、今からこれでどうなるの?と、不安になる年末年始でした。
悪い姿勢での座り仕事が多いのがよくないとのこと。親から姿勢をよくしなさいと言われた意味がこの年になって分かりました。授業や学年集会で座っている生徒を見ると、その私より、さらに姿勢の悪い子が増えて来ているので、「今のうちよ~」と声をかけたくなります。日々口にするもの、生活習慣、その積み重ねが健康の土台になりますから。
ということで、減ってしまったものは戻らないので再生医療の技術革新に期待を寄せつつ、今年はこれまで当たり前だと思ってきたこともゼロベースで見直すことにしようと切り替えました。
そこで、始業式では、「叶いやすい目標の立て方、叶いにくい目標の立て方」という話をしました。保護者向けにもセミナーなどをしていただいているNLPのアウトカムの立て方やスポーツ選手から聞いた話を元にしました。
叶いにくい立て方の例は、
- お母さんが口うるさくなくなる
→人に○○してほしい、は願望で目標ではありません。お母さんが口うるさくなる前に起きていることを探して、そこに自分がアプローチすることはできますね。「自分でコントロールできる設定」にします。
以前、長く航空機の機長をしていた方が「自分以外はすべて条件」とおっしゃっていました。
2,試合でシュートを落とさなくなる
→「ピンクのらくだを思い浮かべないでください」とか、「パンダ以外の動物を想像してください」と言われても、聞いたものが浮かびますよね。人は言葉にしたイメージに近づいてしまうので、肯定的な言葉で表現します。
私は部活でシュートを落とさないようにと思えば思うほど落とし、打つことさえためらうようになっていたとき、「打たなければ入らない。落としたら入るまで拾えばいい」と切り替えて、徹底的にリバウンドの練習をして得点力を上げた思い出があります。
それでも、もし、不安なイメージが浮かんでしまったら、無理に押さえるより、話したり、書き出したりして、起きたらこうして対処しようとか、最悪でもここまでとか、整理してしまった方がパフォーマンスがあがります。不安は意志に勝ってしまうのです。私はトライアスロンで世界大会に出るとき、不安でどうしようもなくなって、メダリストの幼なじみからこのアドバイスをもらいました。「無理にプラス思考になんてならなくていいからね、試合に想定外は必ずあるものだから。何か起きたら一つ一つ対処するだけ」と。おかげで開き直ってリラックスして大事な場に臨めるようになりました。
続きは明日。