2018年11月13日

活け花展・早稲田大学連携講座

Filed under: 日本,早稲田大学 — 漆 @ 5:31 PM

先週は、活け花の授業でお世話になっている州村先生主催の活け花展がありました。お越しくださったみなさま、ありがとうございました。

今年も、大学教授、弁護士、企業経営者、起業家、音楽家、建築家など、様々な分野で活躍している方々が出展しました。みなさん、活け花の経験は初心者に近いのですが、日頃ビジョンをもって仕事をしているからでしょうか、先生からテーマを先に決めるようにとアドバイスいただくと、構想が決まり、それなりに?見える作品に仕上がっていくから不思議です。

こちらが私の作品。今年は、忙しくてお稽古の時間が全く取れなかったので、なんと、器と花材の決定に15分、当日のいけこみに30分という即断即決。テーマも『直感』として、以下の文を添えました。


大事なことは相談しない。

はじめから人に相談すれば軸がぶれる。
ではどうするか?
静かな心で自分に聞く。「どっちに行きたい?」
すると、不思議な感覚が沸いてくる。
右に行けばワクワクし、左に行けばザワザワするというような。
その「直感」を仮説にし、はじめて人に相談する。
この器との出会いも直感を大切にした。そして花も。活けることも。
準備せずに、この場で、初めて出会う器と花を自分の直感に聞き、組み合わせてみた。

かつて、活け花は武士のたしなみとされていたそうですが、与えた素材を活かす、決断する、失敗しても切り替える、自分と対話するなどなど、仕事に通ずるところが沢山あります。

日本文化の底の深さを実感する体験でもあり、外資系の企業経営者の方々が忙しい中、特に熱心にレッスンなさっていました。

三学期には2年生で活け花の授業が始まります。生徒達もその体験の価値にきっと将来気づくでしょう。

さて、早稲田大学連携講座のご報告です。

本校は早稲田大学と高大連携の提携をしています。その一環で、今年は人間科学部から心理学の先生がお越しくださり、特別講座を実施しました。

第1回は鈴木晶夫先生で「日常を心理学の視点から観る」というテーマで、以下のようなお話。

目に見えない心をどのように研究しているか、心理学とはどのような学問か、科学としての心理学、等について話題提供します。日常の例として、ニュースなどでも話題の「コミュニケーションの大切さ」、「『宮崎アニメ』にみるコミュニケーション」、「言語以外のコミュニケーション手段」、さらに「Tokyo2020」を意識して「コミュニケーション」を考えます。

第2回は、古山 宣洋先生で、「ドラム演奏の上手と下手、何が違うのか?―演奏の心理学への招待」というテーマで以下のようなお話をしてくださいました。

ドラム演奏の上手・下手がどのように違うのかを調べた研究について、これまでにどのような研究がなされてきたのか、これまでの研究では何が明らかになっていないのか、現在どのような取り組みがなされているのかについて、私の研究室で行われている研究も交えてお話します。「演奏の心理学」を題材に、これまでにわかっていなかったことをわかっていくオモシロさ、研究することの醍醐味を共有できればと思います。

テーマに興味のある子、CBL(プロジェクト型学習)の研究テーマでお話を聞きたい子、大学進学に心理を考えている子など、様々なきっかけで興味を持った子達が集まり、終わったあとも30分くらい質問が途絶えませんでした。(中には、事前インタビューをお願いする子まで)

先生方、ありがとうございました。

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