②教科イチ押し【JICA地球ひろば】
今朝は、玄関に立っていると足から冷えてくる感じでしたが、日中は太陽の光が暖かでした。合唱祭の朝練で、7時の開門前から並んでいるそうで、8時を過ぎると登校もまばらです。6年生はもうすぐセンター、風邪を引かないように。
教科イチ押しシリーズです。引率の土田より報告します。
参加生徒は理系の割合が高かったのですが、青年海外協力隊には理系も含め幅広い職種があることを知り、帰る際には「選んでよかった!!」「実際の体験談を聞いたり、実物に触れたりできてよかった!!」といった感想がたくさん寄せられました。
2時間構成で最初の1時間はエチオピアに青年海外協力隊として2年間体育教師をなさった方による体験談とJICAに関する説明をお聞きし、後半の1時間は開発途上国に関する展示がある体験ゾーンを見学しました。
体験談や説明の中では、日本とエチオピアのちがいを数字で見て、例えば、低い識字率については社会科の勉強で知識として持っているものの、それによって病気になって薬局へ行っても薬が分からない、お金の計算ができないので会計で騙されても気付けないといった具体的な問題をあげられると実感として捉えることができたようです。
また、日本も戦後は国際社会の援助を受けていたと写真を通して視覚的に学び、だから日本だけが一方的に途上国に援助をしているのではないという考え方も学びました。そして、日本人が帰った後も途上国の人々が自分で自立し、さらには経済活動もできるように「やり方を伝える」という援助の内容についてもクイズ形式で学ぶ機会となりました。
食や慣習の違いについて、「エチオピアの主食のインジェラはネットでは日本人に“ぼろ雑巾”なんてひどい言われ方もされていますが、2年もいると美味しく感じます!」と紹介がありました。私もアフリカでエチオピア人にごちそうになった時の写真を見せ「酸っぱくて美味しくなかったよ!」と言うと、「1回しか食べていないからです!目黒にもあるので、みなさんもぜひ!!」とお勧めされていました。見た目では「えー!美味しそう!!」「なんか、食べたくないー…。」と意見が分かれました
体験ゾーンでは民族楽器や民族衣装を見つけるや否や、必死に“それっぽく”合奏を始めたり、いかに衣装が似合うかを競い合ったりして楽しむ場面もありました。
「どんな言い方をすると思う?実はこんなに発音が柔らかい言葉なんです!」という導入の後、途上国の様々なあいさつを学びました。中には、留学先で友人になった子の国の言葉や興味のある国の言葉を探している子もいました。
ラオス語のスタンプで自分の名前をポストカードにフルネームで表し、「今度、テストでラオス語で名前を書いてもいい?」と日本語やアルファベットとは異なる文字を楽しんでいました。
10L, 15L, 17Lの水を頭まで持ち上げる体験や本物の地雷に触れる機会もあり、理系、文系問わず、国際問題や異文化、言語の多様性を大いに学びました。
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