2016年1月15日

サクラサク ③教科イチ押し【早稲田大学先進理工学部応用化学科研究室見学】

Filed under: 社会 — 漆 @ 5:19 PM

冬休み中に撮ったカフェテリア横のヒマラヤサクラです。6年生は明日からすぐセンター試験、落ち着いて実力を発揮できることを祈っています。

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教科イチ押しシリーズ、引率の濱谷より報告です。

高校2年生22名で、早稲田大学先進理工学部を訪問しました。前半は、小グループに分かれてキャンパスツアーに参加しました。案内して下さった大学生達は理工学部では少数派の女性のみだったため、生徒達も質問しやすく、理工学部の学生を身近に感じたようです。土木工学科の実験棟では、物を壊してその耐久性を調べるための巨大な機械を見学し、興味を持った様子でした。この場所は、毎年行っている特別講座の会場でもあるので、懐かしくもあったようです。

また、筑波万博で活躍した世界初の二足歩行ロボットを見たり、キャンパス内に駅の出口があることを知ったりと貴重な体験をしました。さらに、内容の濃い実験レポートを見て、身が引き締まったようです。

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さらに、大学生の1日の流れについて聞きました。理工学部の生徒は忙しく、勉強以外の時間があまりない印象がありますが、6割の方がサークルに入っているそうです。

後半は、応用生物化学の研究室を見学しました。応用化学科では、小規模な実験室レベルで成功したものを、大きな装置で実現できるのか検証することも大きな学問内容です。生徒達は、大規模な実験プラントを見上げ、スケールの大きさを感じたようです。しかし、装置として生徒達が最も興味を持ったのは、「パニックシャワー」でした。万が一実験中に失敗して薬品をかぶったり、やけどしてしまったときに、すぐに頭からシャワーを浴びられるように、廊下の天井にシャワーが取り付けてあるのです。ただ、取り付けてから30年以上一度も使用することはなかったそうです。

研究を行っている各部屋では、大学4年生や大学院生の方に、研究内容を説明していただきました。ノーベル賞を受賞した下村先生が見つけた光るタンパク質が実際に利用されていることを知ったり、微生物によって製造されている食品や薬が沢山あることを学び、大きな刺激になったようです。身近な乳性飲料を遠心分離器にかけて、顕微鏡で観察すると、「本当に生きた乳酸菌がいっぱい入ってるんだ!」と感動していました。今年は、酵素を用いた実験も行いました。

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大学で活躍している学生に触れることができ、生徒達は将来の夢が広がった様子でした。