特別講座(駒場リサーチキャンパス)
一学期の特別講座、担当の前田から報告です。
中間試験が終わった直後の6月6日,中高生のための駒場リサーチキャンパス公開に参加する生徒を引率してきました。駒場リサーチキャンパスとは,東京大学生産技術研究所と東京大学先端科学技術研究センターを中心とする東京大学の工学研究の拠点です。3~5年を対象に希望者を募ったところ,想定人数をはるかに超える50名ほどの参加者が集まりました。
まず,このプログラムを企画するSNG代表,東京大学生産技術研究所教授の大島まり先生から説明がありました。この方,実は,校長先生の高校時代のお友達で,ご自身は流体力学を研究されています。 説明後,生徒は3つのグループに分かれて研究室見学となりました。
私は,自由見学するグループの生徒達を引率して,「都市・建物」系の研究棟へ行き,生徒達は強風体験をしました。研究に活かす色々な装置があるのですね。その後は「化学の研究が見たい」という生徒達を連れて「材料」系の研究棟へ。 不純物を含む鉄から純粋な鉄を作り出すデモ実験やたくさんのレアメタルを見学し,研究室の学生・院生の方々に質問しながら多くを学びました。 今回,特徴的だったのは,「もっと見たい!」と言って色々な研究室に終了時間ぎりぎりまで見学に行く生徒が多かったこと。「工学」では,中学や高校の理科という分野では扱わない多様な研究が行われていることを知ってもらい,大学進学での選択に結びつけてほしいと思っています。
明日から17日まで学校閉校日です。
15日は終戦の日です。戦後70年にあたり、平和を願うメッセージがYahoo!JAPANの「未来への手紙」というページに掲載されています。私も参加しています。