③大学出張授業(明治学院大学社会学部)
大学出張授業、「明治学院大学社会学部」を担当の土田から報告です。
明治学院大学 社会学部の岩永真治教授に『グローバルに視野を広げ、
地域で提案する』をテーマにお話して頂きました。 最初に経済学を引き合いに、分業を取りあげて社会学という学問について説明して頂きました。 難しい内容でしたが、「アダム・スミスには1つのことを見落としていました。」と、 社会の授業で聞いたことのある経済学者の研究にも欠点があり、 そこに社会学の意義があることをお話しされたとき、 急に生徒たちの背筋がピンと伸び、 うんうんと頷きながら聞き入っていました。
また、教授のご専門の”地球規模”のまちづくり”グローカリゼーション”という新しい言葉も興味深そうでした。 グローバリゼーションで”境”がなくなり、肌の色も髪の色も言葉も異なる人々と地域で共存するために、 相手を尊重するとはどういうことかを考えさせられたようです。 言葉の違いはどうするか、男性優位の考えをどうするかなど、 時折、教授の問いかけに答えながら、 生徒自身の疑問も投げかけてみる、そんな活発な授業でした。 生徒たちも日常生活の中で経験していることを社会学という学問の 視点でみる新鮮な機会だったと思います。