親に言われてやる気がなくなった一言
今朝は暖かく、きれいな秋晴れです。
午後の総合学習では3年生が企業コラボの最終プレゼン。なんとか商品化までこぎ着けたいと、事前に私にプレゼン指導をしてくれというチームまで。目標がリアルだと本気度が違います。
今朝も、11月28日に行われるソーシャルビジネスプラッフォームの発表で、実際のアクションを起こしたいとの相談で高等部のチームがやってきました。タイミングよく、山中伸弥さんと櫻井よしこさんに相談できる特別講座があるので、その場を活用してみては?と伝えました。
人口減少社会、グローバル化、人工知能などの技術革新、社会が大きく変わる中、生徒の未来につながる沢山の出会いを作っていきたいです。
さて、昨日の続きです。「親のこの一言でやる気がなくなった」例をご紹介します。
1位【命令や禁止】
① 勉強しなさい
② はやく~しなさい
③ スマホ没収
④ 勉強のために夢や趣味を捨てろと言われたとき
⑤ 宿題やろうと席をたったら「宿題やれ」と言われた
⑥ テストで良い結果だとたまたまと言われ、悪い結果ばかり口うるさく言ってくる。
⑦ 親も同じ事を目の前で行いながらいばって注意するとき
2位【比較】
① ○○ちゃんは~できるんだってよ
② お姉ちゃんはこんな成績とったことないのに~
③ 小学校の時は成績もよかったのに。
④ 親が出来るからあなたもできる。
⑤ うちはうちって言うくせに他の人と比べる
3位【認めない、ばかにする】
① 良い点数をとっても、「みんな良かったんでしょ?」とか言ってくる
② どうやったらこんな点をとれるの(笑)
③ 私がうれしかった事を鼻で笑う
④ どうせできない、期待していない
⑤ 本当のことなのに、「うそ~」と言われる
⑥ 意見を言っているだけなのに「あーいえばこーいう」と話を聞かない
4位【おどかす】
① 順位が3ケタになったら自主練習禁止にするよ
② やらなくていの?
③ ケータイ解約をチラつかせる
④ 嵐のチケット破るよ!
⑤ 食事を作らない。
5位【その他の言動】
① 結果しか見ない(テストで)
② ため息をつかれる
③ かってに部屋にはいってきて「やってるー?」とかいう。ケータイみる。
④ 部屋を片づける、私のことに介入して手伝いすぎること
⑤ やつあたりをされる
⑥ 時間によって、とても態度が変わる
⑦ 私はこんなに頑張っているのに・・・何であなたはやってくれないの?
6位【自分の親はそのようなことは言わない】
*「私の親は子供に対する理解があるので、そのようなことは言わない」というのが6位。すばらしい!
7位【親の言動に左右されない】
① 何か言われてもたいてい聞き流す
② 親の話を聞いていない。
③ あまり人が言ったこと(特に母親)は覚えてないんですよ。
おやごさんから、「うちの子は人と比較したり、人にどう思われるかを気にしたりしなくて困る」という相談がありましたが、それは、自分の中に評価軸がしっかりあるということかも。比較は人を不幸にすることもあるので、長所として伸ばしたい素質ですね。
さて、スイッチの入ることば、オフになる言葉、両方見てきて、同じ言葉が両方に出てくることでお気づきだと思いますが、言葉をどう受け取るかは、一人一人、違います。
また、部活の先輩に言われるとうれしいけど、親に言われるといや、など、誰が言うかによっても違います。
中高生は人格形成期。親から離れて一人の人間ができる時期です。「アレはダメ、これをしなさい」から、「あなたはどうしたいの?」と言葉を切り替え、その結果、失敗してもじっと見守り、自分で決めたことに責任のとれる子育てへとシフトしていく時期です。
まずは、お子さんが大切にしているものは何なのかを観察し、それが自分と違ってもお子さんの価値観に寄り添うことが大切です。