10月18日の日曜は、乳がん検診を受けられる日
昨日からの報道で大雨を心配して昨夜はずっと天気予報を見ていましたが、通常通り授業を行えてほっとしました。
今朝の事務所前。PTAアクセサリー教室の申し込みです。 |
お母さんのために朝早く学校に来て、長い列に並ぶ娘達を見ていて、ふと、自分の母親のことを思い出しました。
昨日の午前中は都民の日で家にいたので、大掃除をし、昔のアルバムを見つけました。その中に母と行った台湾旅行の写真がありました。
写真に写る母の髪は野球少年のように短いショートヘアです。抗がん剤の副作用で髪がすべて抜け落ち、投薬の合間に伸びた姿でした。
家族が多かったので、2人で旅行に行ったのはこれが初めてでした。
そして、最後になりました。
今日は川島なお美さんのご葬儀ですが、3月にエンジンゼロワン文化戦略会議のオープンカレッジでご一緒したばかりだったので、訃報に接し、言葉がありませんでした。その前のオープンカレッジのときはご主人の病気のことを心配なさっていたのに。
私と同い年、私の母が亡くなったのはこの一つ前です。
そして、在校生のお母様方も同年齢。
癌は毎年、検診に行っていても、見逃されることがあります。私の母もそうでした。まして、この年齢は仕事に家庭に忙しく、自分のことより、人のことが先になりがち。検診そのものに行かない女性も多いです。婦人科系の検診は人間ドックでもオプションとして加える手間もあります。
しかし、乳がんの発生率は12人に1人(これも過去のデーターなので実際は増えているそうです)全校生徒1200人なら10人のお母さんにその可能性があるということです。自分のために一歩出ない方には、家族のために検診に行っていただきたいと思います。
昨日からピンクリボンフェスティバルが始まりました。10月18日の日曜は全国で乳がんの検診が受けられる日です。http://jms-pinkribbon.com/
在校生の皆さんには、お母さんが検診に行ける時間を作ってあげてほしいです。中高生にもなれば家事を一日代わることもできる年齢ですから。
自分自身、仕事に家庭に忙しい、母と同じ年齢になった今、「あのころ、どうしてもっと手伝わなかったんだろう・・・」と後悔の気持ちがやむことはありません。
生徒には自分と同じ思いをさせたくないのです。
何度か、ブログでも紹介した卒業生の藤森香衣さんが、今日、以下のイベント、番組で自身が体験した乳がんについてお話ししています。検診のおかげでゼロ期という早期発見ができ、元気に暮らしている人がいることを伝えたいと言っていました。
こうしたサバイバーの人たちの活動も応援していきたいと思っています。
*Cancer Month Kyoto 2015のオープニングにゲストで出演http://www2.convention.co.jp/