親に言われてやる気になった言葉
土曜は3年生のPTA企画で「子供の心にやる気のスイッチが入るとき」というテーマでお話をしました。卒業生4人にも参加してもらい、子供の立場から具体的なエピソードを交え、話をしてもらいました。
この講演を行う前に3年生の生徒にアンケートに協力してもらっています。その中から、やる気のスイッチが入る例、オフになる例をいくつかご紹介します。 |
まずは、やる気になった方からご紹介します。注意したいのは、同じ言葉でも、人間関係によって響き方が違うということです。
明日、やる気がなくなった方をご紹介しますが、同じ言葉が入っていることもあります。
日頃から我が子を「よく見る」「認める」ことがベースにあることが大前提で、誰にでも効く「魔法の言葉」はありません。
やる気をなくす方に「思ってもいないし、わかってもいないのにほめてみる」というのもありましたので、人まねは効きません。
1位【ご褒美】
*よく、「ご褒美でつっていいの?」と聞かれます。ご褒美をただ「結果」に対して渡すのではなく、「頑張ったプロセス」を認める象徴として活用すればOKです。
① 終わったら遊びに行っても良いよ
② 好きなところに連れて行ってもらえる
③ ずっとほしかった物を買ってくれた
④ 頑張っているからアイス買ってきたよ
2位【励ます】
① 頑張れ(これは、やる気のなくなる子もいるので要注意)
② 努力は必ず報われる
③ ちょっとずつ頑張れば大丈夫
④ 毎日100%頑張らなくてもいいから毎日少しずつ頑張って
上記、2つは、目標を小さく分けて行動しやすくします。
⑤ YDK(Yやれば Dできる K子)やればできる子
⑥ あんまり無理しないでね
⑦ 中間、期末前に洋菓子を持ってきてくれる(見守ってくれてるんですね)
3位【褒める】
① すごいね!(教科書通りだと、具体的な方がいいんですが、これ、多かったです。きっと、心がこもっていたんですね)
② できた教科は褒める(よいところに目を向けてくれてますね)
③ 頑張ってきた甲斐があったね!(プロセスを認めてます)
4位【認める】
① やればできるじゃん!
② 前より点数良くなったね(よいところを見てくれてます)
③ あなたが頑張っているのはわかっている(これも、プロセスを見ています)
5位【見守る】
① 「信じてるよ」
② 特に勉強のことは聞かず、そっとしておいてくれる
③ 部活の送り迎え、お弁当など
④ 「頑張っているのよ」と父に言ってくれるとき
6位【親が頑張っている】
① 毎朝早くから夜遅くまで働いている
② 家に仕事を持ち帰ってやっている
③ 親が入院したときに頑張ろうと思った
7位【脅かす】
これは、一瞬、効く場合もありますが、だんだんマヒしてくるのと、判断力をなくさせるので頻繁に使っているおやごさんはそろそろやめた方がいいかもしれません。
① 試験一週間前なのにそんなことしてていいのか
② 次のテストで頑張らないとゲーム没収
③ 携帯の禁止