2017年4月8日

総合学習日(1学年・4学年)、品女CM発表会

Filed under: 日本,社会 — 漆 @ 3:12 PM

今日は入学式の準備をしています。

本校は今年度も総合学習で企業コラボや起業体験など様々なプログラムを実施しています。

昨年度の三学期の総合学習日の様子です。一年の学年主任から。

この日、1年生総合学習は、百人一首大会とユニバーサルマナー講習の二本立てでした。

百人一首大会の「かるたクイーン」は、同枚数で2名。場の3分の2近くを一人で取ってしまいました。
練習をしていた国語の授業で、「私も勝てないレベル」と思っていました。一緒の場に当たった人は不運だったとさえ言えますね。
IMG_2415 IMG_2423 全体として札を取るスピードが速かったので、予定よりもだいぶ短時間で終わりました。
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ユニバーサル・マナー講習では、使える手話フレーズを一つ教えていただきました。
「知っている」ということがコミュニケーションの入り口になると思います。教員の私も、様々なことを学んだ講習でした。

情報の授業で動画作成を学んで作成したCMを総合学習の時間に発表しました。

情報科の竹内より報告です。

1 2月15日(水)、中学1年生の制作した「品女CM発表会」を開催し ました。 映像作家の方やデザイナー、映像クリエイターの方をゲストにお招き し、2学期に情報の授業で制作した「品女CM」の各クラス優秀作品 を上映し、プロの方々に審査をしていただきました。
3 各クラス2作品ずつ、自分たちの作品のターゲット、コンセプトや工 夫した点などを発表し、作品を上映していきます。 皆、人前で話すのがとても上手く、CMが上映される前からゲストの 方々は非常に感心していました。
2 それぞれが考えた「品女CM」。それぞれ多様な視点で品女の魅力を 語り、表現していて非常に面白いです。 ターゲットは、受験生、品女とコラボする可能性のある企業の方、 受験生の保護者など、それぞれが魅力を伝えたい相手を自由に考えて 設定しています。
キャッチコピーを考えて使用している作品も多く、
・なりたい自分になれる場所
・新しい私、見つけた
・プレゼンは品女の武器  など素敵で斬新なコピーが印象に残ります。
また、撮影や編集も面白く、OLの格好をして撮影したり、駅に撮影 許可をもらって変わった角度から登校の様子を撮影したり、と様々な 工夫をしてくれました。BGMも感動的な曲調が多く、映像とマッチ していると見ていて鳥肌が立ちます。
審査集計の間、ゲストの方々のプロの作品を皆で見させてもらい、 生徒たちもそのクオリティに驚いていました。(若手のイケメン俳優 が出演している30秒CMはそちらにばかり目がいってしまっていた気 もしますが。笑)

 

4 最後に、4名の審査員から最も印象に残った「審査員特別賞」を発表 &表彰してもらいました。
5 6
7 8

わずか30秒の映像で、伝えたいことを伝えるのは非常に難しいです が、そこでクリエイティブな思考が育まれ、こうしよう、ああしよう、 という発想が活きてきます。 今後の品女生活で、さらにクリエイティビティを発揮してくれること 期待しています。

1年生で身につけたマナーやスキルを6年間、様々な場面で活用して自分のものにしていきます。

高等部では、起業体験を進める一方、進路に向けての情報得る時間もあります。

4学年主任から報告です。

IMG_2834 IMG_2826 卒業生の大学生を呼んで、高校時代のことや大学生活についてお話ししてもらいました。これは 全体会の様子です。
IMG_2426 IMG_2431 このあと、各クラスに分かれて活発な質疑応答がありました。

3月は、大学生にとって長いお休みがとれる貴重な時です。
思い切って海外旅行に出かけたり、授業がある時にはできなくて
我慢していたことを集中して実行したり・・・・
自由にいろいろな計画が立てられるまとまったお休みです。

そんな時に、わざわざ母校の後輩に話をしに来てくれるのですから
本当にありがたいことです。

今回は、理系3名+文系10名 合計13名もの卒業生が朝早くから
品女に帰って来てくれました。

まずは、講堂にて文系1名・理系1名の卒業生に基調講演をして貰いました。
至極まじめでおとなしいタイプの卒業生達だったので、話し方が淡々としていて
はたして4年生はちゃんと聞いてくれているだろうかと不安でしたが、
やはり身をもって体験したことから出てくる言葉の力は強かったようです。

すべてのスケジュールが終了した後に集めたこの懇談会のワークシートには、
先輩の話を熱心に聞き取ったらしい細かいメモが多く残されていました。
卒業生の話は、4年生の心にしっかり響いていたようです。

後半の各クラスへの個別訪問の時間には、4年生がざっくばらんに卒業生に
悩みをぶつけて、卒業生達も自分の高校時代を振り返りながら真剣に応えて
くれていました。

教室から帰ってきた卒業生に聞いてみたところ、目下の4年生の悩みは、
「勉強しなくちゃいけないとは思うのだけど、だらだらした自分を変えられない」
「まずいと思ってやり始めてはみたけど、続かなくてすぐに元に戻ってしまった」
という学習習慣に関するものが多かったとのことでした。

4年生は、高校生になって「ちゃんとできない自分」を嫌だとは思っていて、
「まずい、やろう!という気持ち」はあるものの、一念発起してやり始めてみたら
今まで試験前以外に勉強したことがないからどうしても続かなくて、
また相変わらずの勉強しない自分に逆戻り・・・
こんな負のサイクルにはまっている生徒がたくさんいるという実態もよく分かりました。
きっと卒業生の本音のアドバイスが、力強く4年生の背中を押してくれることでしょう。

今年度も、生徒の未来につながるよう、校外の皆様のお力も借りて、様々な取り組みをしていくつもりです。 早速、高等部の起業体験初日には、素敵なゲストをお呼びしています。お楽しみに。