大学出張授業⑦昭和大学 薬学部
大学出張授業の続きです。担当の乃込より報告します。
7月15日に4年生、5年生の約40名の生徒が10時30分から約1時間模擬授業を受けました。多くの生徒が将来薬学部に進学を希望している中でとても熱心に沼澤先生の模擬授業に参加していました。チーム医療のお話しを中心に昭和大学の特徴や薬物乱用に関することまでとても興味深いお話しをいただきました。質疑応答では入試に関することや薬学部にはいるため今のうちにやっておくべきことは何かなどの質問が出ました。生徒たちにとってとても有意義な1時間になりました。
●昭和大学の特徴
昭和大学は医・薬・歯・保健医療学部からなる医系総合大学で創設85年の歴史をもち付属病院が8つあり全部で約3200床あり大学病院では日本最大の規模だそうです。また全学年を通して多彩な海外交流プログラム(アメリカ・イギリス・オーストラリアなど)があり、1年生は全員山梨県富士吉田で寮生活を送るそうです。
新しいカリキュラムとして、医・歯・薬共通のコンセプトとして社会のニーズを配慮・態度、技能の学習の充実・医療の場面に即した学習・実務実習の拡充・全国共用試験と国家試験などがあげられる。
全国に先駆けてチーム医療を参加型で学習するカリキュラムを実施。教育理念は学部の枠を超えて共に学び、患者に真心を込めて医療を行う。1年次全寮制教育でチーム医療をチームで学べる環境である。●講義内容
・望ましい医療とは患者本人の希望に応じた医療であり患者中心の医療で「同じ病気の患者であっても、思いは異なる」・自分の病気に最も有効な治療をしてほしい、安全な医療を安心して負担なく受けたい、チーム医療で質の高い医療を受けたいなど医療に対する患者さんや社会のニーズに応えることが大切である
・望ましい医療とは医療スタッフが連携・協調し、情報の共有と討議を行い最善の医療を協力して実施すること
.新しい医療人教育として医療のプロとしての技能、病気の知識、医療人としての責任ある態度などを駆使して患者さんの問題を解決する。