大学出張授業③東京女子大学 現代教養学部人文学科英語文学文化専攻
閉校期間があけました。
大学出張授業の続きです。担当の飯田より報告します。
東京女子大学 現代教養学部人文学科英語文学文化専攻から原田範行先生にお越しいただき、「ガリヴァーとアリス―英語で読む文学のおもしろさ」というテーマでお話をしていただきました。
生徒達は、ガリヴァー旅行記と不思議の国のアリスの原文を参照しながら、翻訳ではなく原文で文学を読むことにどんなおもしろさがあるのかを体験しました。
日本語で、「うちの家は古い。」と言う場合に①建物そのものが古い ②家族の考え方が古い ③伝統がある といったようにいろいろな解釈ができるのと同じように、英文にもたくさんの解釈方法があります。一見『児童文学』と思われがちなガリヴァー、アリスの物語ですが、原文に目を通し、「他の解釈はできないかな？」と考えてみると、当時の社会風刺や言葉遊びがふんだんに盛り込まれており大人が読んでこそ楽しめる内容になっていることがわかりました。翻訳ではなかなかそうした裏の解釈までは読みとることはできませんが、原文に触れることで、長く愛されている英文学の真の魅力に迫ることができます。
生徒達は、普段の速読中心の受験英語とは異なった英文への向き合い方を学び、また少し視野を広げたようでした。原田先生ありがとうございました。
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