CCC本社プレゼン
カルチュア・コンビニエンス・クラブの本社で行われたプレゼンの様子を学年主任の髙田からくわしくご報告します。
デザイン思考授業の一環で行われた「女子中学生に愛されるスマホをデザインせよ」という学年プレゼンにおいて選ばれた代表班が、６月２３日火曜日にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社本社にて決勝プレゼンを行いました。
ご多忙の中、審査員としてカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役社長ＣＥＯ 増田宗昭様、トーンモバイル株式会社 代表取締役社長ＣＥＯ 石田宏樹様、取締役ＣＭＯ 齋藤太郎様にご参加いただきました。
本社ビルの立派さに圧倒されつつ、会場に向かうと、なんと増田様自らがエレベーターホールまで出迎えて下さいました。眼下に街並みが見渡せる、おしゃれなインテリアが素敵な会場に入り、プレゼンの準備です。
代表班のメンバーの緊張も高まりますが、ずっとお世話になってきた、CURIO SCHOOL Founder 西山恵太様はじめ、ファシリテーターの皆様も応援に駆けつけて下さり、落ち着きを取り戻したように見えました。
代表班はこの日のために準備を重ねており、最後の最後までリハーサルや資料の見直しをして来ました。校長挨拶、西山様からの説明のあと、いよいよプレゼンの開始です。
大人でも緊張するであろう状況の中で代表生徒は立派にプレゼンを行いました。
各班のプレゼンは校内で実施された時よりも格段にブラッシュアップしており、プロトタイプを駆使して、それぞれが独自のアイデアを審査員の方々に提案していきました。
ひと班終了する毎に、質疑応答がなされ、質問にも一生懸命答えていました。
審査員の皆様からは問題点の指摘や感想など、生徒達を子ども扱いせず、真剣なアドバイスの数々をいただきました。
すべての発表が終了したあとは審査時間です。審査員の皆様が別室に移動した後は、生徒達は極度の緊張感から解放され、ほっとした様子で、応援のファシリテーターの皆様と談笑をしていました。
審査のあとは、いよいよ、審査員を代表して増田様から結果の発表と講評です。
「びっくりした。」「あぜんとした。」「素晴らしくて本当に中学生？それが率直な印象」というお褒めの言葉をまずいただきました。次に各賞の発表です。
Ｔポイント賞は、Ｔポイントの使い方が斬新だった３Ｄ代表班の「やるＴポイント」で、あとで実現してみたいアイデアというお話しもいただきました。ＴＯＮＥ賞は、こういうことをかんがえる日本人が出てこないと日本に未来はない。こういうことをかんがえる人こそ大事だという意見があり、３Ｃ代表班の「ＣＨＯＰＳ」が選ばれました。
準グランプリは、このまま、とある会社に持っていったら、ビジネス化するのではないか。ビジネススクールでやっているような感じで、とても中学生が考える内容ではなくて、本当によくできている。ということで３Ｆ代表班の「成績あっぷっぷ」そしてグランプリはラーニング・イン・ティーチング、教えることの中に学びがあるをテーマにした３Ｅ代表班の「Ｔ－ｓｔｕｄｙ」でした。
どのプレゼンも甲乙つけがたくすばらしかったが、「Ｔ－ｓｔｕｄｙ」は、このプランが実現すれば世の中を変える考え方であり、ビジョンが大きい、しびれた、我々が見ていない未来に対して提案していることに感動して評価をしました。とのコメントをいただきました。
また、全代表班に共通の素晴らしかった点について、まず、ネーミングをちゃんとつけている、しかも結構これ以上のネーミングはないほどうまくつけている。音感、ごろ、文字にした時の見た目など感覚的によくできている。
次に人前できちんと聴衆をみて話しをしている。挨拶、声、姿勢、リズム感など洗練されている。ことなどを挙げていただきました。
最後にどの班でも触れたＴポイント関して、実感しにくいものでも数値化、見える化をすると人を変える。
プレゼンを聞いて、ポイントが数値の代用表現みたいなことができるとを感じた。とお話し下さり、日本と北欧の救急体制を例にとってデータの重要性、データベースが人を幸せにする時代がくるというお話で結んでいただきました。
とても、心に残る素晴らしい、講評とお話しでした。今回、ＣＣＣ本社プレゼンで代表班が素晴らしいプレゼンが出来たのは、ご指導いただいたCURIO SCHOOL 様、応援してくれたクラスメート、切磋琢磨した他のクラスの存在があったからだと思います。
また、実社会とつながる機会をいただき、代表班の生徒だけでなく、３学年２２９名の生徒達が、どのような製品があれば世の中の役に立つのか真剣に考えることができました。
このような学びの機会を提供していただいた、増田様、石田様、齋藤様はじめ、ご協力いただいた社員の皆様に厚く御礼を申上げます。
明日はオープンキャンパスです。雨の予報なので心配ですが、その中でも最大限に充実した内容になるよう、教員、生徒一緒に準備をしています。
