2015年6月18日

2年総合学習*きもの講演

Filed under: 日本 — 漆 @ 5:46 PM

2年生では日本文化を知る授業の一環で和服着付けの授業が始まっています。その初回として、着物の歴史や文化を講師の津田先生からお話しいただいたときの様子です。

主任の田口からご報告します。

中等部2年の総合学習のテーマは『日本を知る』。
6月2日の総合学習日はきものライフスタイル・コンサルタントの津田恵子先生に講演をしていただきました。
テーマは「Wearing Yukata Is Exploring Yourself〜ゆかたを纏って世界へ羽ばたく~」
津田先生が講堂に入られると、その美しいきもの姿に生徒達の視線が集中しました。事前に津田先生がNHKの番組で、きものについて英語で解説されている様子を拝見したことも相まって、どんなお話をしてくださるのか、興味津々の様子でした。


講演の内容は、
■13m直線の布がどのように仕立てられてきものになっていくのか
■きものの素材がエコ(資源循環型)であるということ
■英語が流暢に話せることよりも、日本人のアイデンティティを背景に意味ある内容を伝えることが大切
そして、今回は、津田先生のプライバシーの動画も公開してくださり、生徒達の「きもの-和の文化-」への興味・関心を一気にアップしていただいた1時間となりました。
質問タイムでも次から次へと手があがりました。きものを着ての行動範囲は?の質問には、ディズニーランドも行かれるとのこと。帯ときものの色あわせについて尋ねた生徒もいて、その内容からもいかに関心度が高まったかがうかがえました。
会場で質問できなかった生徒は、講演後津田先生を追いかけるほど。“和”のDNAのスイッチが入ったようです。
生徒達の感想には
外国に目を向ける前にまず自国に目を向けることが大事だとよく分かった。
外国の人たちに日本のすばらしい文化を伝えたいと強く思った。
きものが循環型のお話が文化祭テーマの「MOTTAINAI」に関連していてためになった。
着方をマスターして外国の方にも教え日本の服装や伝統を広めていきたい。
日本人としてきものを着て外国の方々と関わってみたいなと思った。
中でも一番多かったのは『興味がこれまでなかったが、着てみたくなった。着物が前よりも身近になった!ゆかたの着付けの授業が楽しみです!』
きもの着付け授業に向けて、大きな弾みとなりました。
津田先生の熱血授業、楽しみにしております。

« 前ページへ次ページへ »