2016年10月31日

日本の教育費

Filed under: お知らせ,オススメ,クラブ,保護者,社会 — 漆 @ 7:33 PM

今朝、玄関に立っていると「おはようございます」ではなくて、「Happy Hallowe’en!」と挨拶して通る子が。昼休みに廊下を歩いていたらかぶり物をしている子もいます。

青年の船のメンバーが各国から来校していて、賑やかな一日でした。

横断幕2 国道側の校舎にはダンス部おめでとう垂れ幕が。中高とも全国大会に出場したので、品川区からお祝いにいただきました。

土曜の午後は私立学校の学校関係者と保護者、地域の都議会議員の皆さんが集まり、私立学校の教育を応援する会が開催されました。本校からは現役の保護者の皆さん、卒業生の親御さんも参加し、教育費についての提言をしました。

日本は教育に恵まれていると見えて、実は、国家予算における教育費割合はGDP 比でOECD諸国最下位です。一歩日本の外に出ると、公立、私立どちらを選んでも教育費はすべて国家負担という国も少なくありません。オランダやデンマークなど、大学生には生活費まで支給される国もあります。より高次元の専門性を身につけた人材は将来学びを社会に還元する、「教育は未来への投資」と考られているからです。

そうした国では、親の経済状況で子供への公費支出が差別されることもありません。大人は所得に応じて税金を払い、それが教育費として子供に再分配されるので、子供を持って私学の教育を選んだ人だけが、税金と教育費を二重に払うようなことがないのです。

教育再生実行会議が新メンバーとなり、先週金曜にスタートしました。ここに参加し、様々な情報に接するにつけ、この国がシルバーデモクラシーになっていることを痛感します。

世界で例のない少子化、人口減少社会に入っている日本では、一人一人の子供が力をつけて国を支えなければなりません。教育は結果が出るのに時間がかかります。今、まいた種が花を咲かせる20年後、30年後にこの国が世界の中で消えてしまわないように、世界に貢献することができるように、私たち大人の責任として一人一人が国のあり方を考えるときに来ていると感じています。

*本日の朝日11面に3年生が文化祭で政治について研究発表したことが「13歳からの主権者教育」として取り上げられています。電子版リンクです。

品川歴史資料館の記念イベント「お茶を楽しむ会」 があります。お世話になっている遠州流の先生も参加なさるそうです。

日時:11月3日(木曜日・祝日) ①午前10時~正午 ②午後1時~3時

定員:各100人(先着)

参 加 費 :各50円(観覧料別)

参加方法:当日、直接品川歴史館書院へ

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