2015年6月16日

4年生校外授業

Filed under: 行事 — 漆 @ 5:42 PM

昨日の放課後も池上彰さんに特別講座をしていただきました。今回のテーマはナイチンゲール、科学とは何かという切り口で理科の石渡が担当し、面白い内容になりました。後日、ご紹介します。

今日は着付けの授業の二回目を行いました。明日は、高等部は起業体験プレゼン、準備にかなり焦っているようです。経団連から視察の方もいらっしゃるので、緊張するかな?

さて、校外授業のつづき、4学年主任の権藤からの報告です。

昨年の富岡製糸場の認定に続いて、今年も多くの産業遺産が世界遺産の候補にあがっているように、日本の経済発展を支えた多くの施設が注目を浴びています。
時代こそ違いますが、やはり日本の高度経済成長を輸送という面から支えた蒸気汽関車が関東でも残っているということで、校外授業で体験してまいりました。
実際に乗車したのは、埼玉県の熊谷から三峰口までを走っている秩父鉄道のSLですが、普段は週末にしか走っていないため、今回は貸しきりということで特別に平日に走らせていただきました。

SL前で集合写真 学校からバスで熊谷駅まで行き、そこでSLに乗り換えたのですが、熊谷駅は一般の列車も多く発着するためSLの停車時間が短く、2つのクラスが蒸気汽関車の前で写真撮影をしてすぐに乗り込みました。

文字通り汽笛一声熊谷駅を出発し、実際に乗ってしまえば空調の効いた車内で、昔のように開いた窓から煙が入ってきて慌てるというようなこともなく、2時間弱の汽車旅を終えました。

車内でお弁当 今回は朝早い出発と言うこともあって、途中車内で駅弁を配って昼食ということにしたのですが、おそらくボックス席で友人とお弁当を食べるという経験をすることも今後は少なくなると思いますので、その意味でもいい思い出になったのではないかと思っています。

また普段とは違う平日に蒸気汽関車が走っているということで、沿線から手を振ってくれる方が非常に多く、特に幼稚園児や小学生が手を振ってくれると、熱心に手を振り返している姿が非常に微笑ましく思えました。

秩父に着くと再度バスに乗り換え、10分ほどのところにある秩父ミューズパークという広大な公園に到着しました。
ここでは、東京では味わえない自然に触れるとともに、オリエンテーリングという形でチームワークを深めてほしいという意図がありました。

秩父ミューズパーク芝生広場にて 園内には、本校の合唱祭でもよく歌われる「旅立ちの日に」いう曲に描かれている風景を詠んだ丘もあり、ゲームをしたり、ときには景色を楽しんだりお菓子を食べながら、初夏の1日を楽しんでほしいと思っていました。

しかし、いざ始まってみると、生徒たちは非常に熱心にオリエンテーリングに取り組んでおり、ほとんどのチームがすべてのチェックポイントを回ってきました。
チェックポイントにはそれぞれ問題が掲げてあるのですが、分かりやすい問題から、答えのない記述式問題まで、皆で頭をひねりながら考えていました。

この光景を見て思ったのは、この4学年の生徒は何事にも一生懸命だと言うことです。
今回は公園でお菓子を食べても構わないし売店を利用しても良いと言ってあったのですが、ほとんどのグループが一生懸命歩き回り、わからない問題は教員にどんどん質問していました。
これから6年生での入試へ向けて、自主的な行動を促していくつもりですが、その前に、この一生懸命だったり素直だったりというとても大切な素養を4年生は備えているなと感じた1日でした。

*今週土曜の13時半から留学成果発表会があります。今年は、受験生とその保護者の方も見学できますので、HPからお申し込みください。

 

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