デザイン思考の授業 3回目
今日も晴れて気持ちのいい1日でした。午前中は塾の先生対象の説明会を行いました。中等部の応募者が数人というときから本校を信じて応援してくださった先生方の懐かしいお顔も見えました。
長年私立学校の世界にいて、多くの卒業生を出し、確信していることがあります。それは、「子供の幸せにつながる学校えらびは、合う合わない」だということです。
入学偏差や大学合格などの数字、また人の評判は確かに一つの指標ではありますが、何より大切なのは、校風や方針、在校生の醸し出す雰囲気が合う合わないです。
学習塾で夢に向かって勉強し、本校に入学し、品女でよかったと卒業し、大学生になってその塾でお手伝いをして、その教え子がまた品女生になっているという子もいます。
私学はそれぞれ創立の理念があって建てられ、変わらない価値観で運営されます。それが信頼をとなって、次々と縁をつないで行きます。本校は今年で90年、多くみなさまに支えられて今があることをあらためて感謝しています。
*「しろばらホームパーティー」としてリニューアルされた5月30日の同窓会、卒業生のみなさん、是非、お越しください。
デザイン思考の授業、3回目を主任の髙田からの報告します。TSUTAYAさんのご協力で、新しくできるスマートホン、トーンモバイルを題材に授業が進められています。最終発表の優秀班は本社で社長にプレゼンできるので、楽しみですね。
第3回授業はHR単位で行われました。
本日のテーマは観察・インタビュー(ユーザーを理解しよう)です。
はじめにファシリテーターの方から本日のプログラムを行う上で、心がけて欲しいこと(①人の意見を否定しない。②聞くと話すは50:50。③とにかく言ってみる・やってみる。)のお話しがありました。
続いて、ユーザーを理解するってどうやるの?ということで、まずいくつかの方法(①じっと見る:ただしあやしまれないように。②ついていく:ただしばれないように。③インタビューをする。④ユーザーの立場になってみる:同じ体験をしてみる)を提示され、その中から今回は「観察」と「インタビュー」について具体的に学びました。
「観察」では用意していただいた画像をみて、観察できる事実(主観ではなく、客観的なこと)と問題と思ったこと(観察した人の主観が入ったこと。推測)を生徒に聞いていきました。いろいろなコメントが出ましたが、コメントを分類分けしながらしていただいた解説も大変興味深く、解説に「なるほど!」とうなずいている生徒もいました。このパートでは、2つを区別することで観察するときの細かさが変わるということを学びました。その後自分たちの撮影してきた画像で班ごとに復習を行いました。
次に、「インタビュー」です。インタビューで大事なことは、あらかじめ質問を用意しておくことはもちろんですが、良いインタビューをするポイント(①点ではなく線で捉える。②What→How→Why。③直接質問は最後に)を具体的に説明していただきました。最後にインタビューの練習をして、次回までの宿題の発表で今回の授業を終了しました。
テキストは今回もおもしろい写真やわかりやすい説明で学びやすく工夫して下さり、ファシリテーターの皆様の解説や助言もあり、興味を持って学べたと思います。