デザイン思考の授業 第4回
今日は本年度、第一回の学校説明会を開催しました。300人の皆様にお越しいただきましたが、伺ってみると、初めて来校なさる方が多かったです。低学年から学校選びをということなのでしょう。
私からは本校の説明の前に、世界の教育の流れや、今後の日本の教育改革の方向性、女子校や一貫校を受験することの意義について時間をとってお話ししました。
一貫校で過ごす時期はちょうど人格形成期。自分軸を形成し一生の土台となる価値観を育てる大切な時期です。中学受験をしよう、この学校を受けようと決める前に、そもそも何のために?とお子さんの未来の幸せから逆算し、家族で話し合っておくことがとても大切です。
今日、ご紹介するデザイン思考では、まず、問題の発見→問題の再定義を行います。問題や目標を間違って設定してしまうと、最適解にたどり着けないからです。我が子の中学受験も、まず、この「問題の再定義」からスタートすることをお勧めします。
では、学年主任の髙田から報告です。
デザイン思考第4回の授業はインサイトについて考えました。
インサイトとはユーザーが本当に望むことで、インサイトを探ることでアイデアを生み出すためのヒントを得るこ とが出来ます。 まずは、インサイトの定義をヒートテックやWiiなどの具体例を挙げて、 説明していただき、 さらにインサイトの探り方について学びました。 インサイトを探るポイントは、なぜ、なぜを繰り返す。でも、実はを考える。の2つです。前者は、相手の本当の目的を考える、 後者は人間の欲求を考えるのに役立ちます。
次に自分達が宿題で行ってきた、インタビューの結果からインサイトを見つける練習をグループごと に行いました。 まずは宿題で行ったインタビューの結果についてグループ内で共有し、次に表面的な問題(ニーズ)をみつけ、 そのニーズについてなぜと実は、でもを考えました。 さらにインサイトを一文にまとめました。グループごとに活発に話し合いが行われ、 課題について深く掘り下げていきました。 授業の最後にグループごとに発表を行い、グループそれぞれの結果をクラスで共有して本日の授業を終了しま した。今回の授業も充実した時間となりました。