女性とキャリア②
今日は池上彰さんが特別講座をしてくださいました。ご著書『世界を変えた10人の女性』の中から、日本国憲法を起草したベアテ・シロタ・ゴードンさんをテーマにアクティブラーニングを行いました。
現在の日本から女性参政権もなかった時代を振り返ると、この社会を築いてくれた過去の女性たちへの感謝の気持ちがあふれます。それをさらに発展させて次世代に引き継ぐのは、私たちや生徒達世代の仕事なのだと改めて責任を感じました。 |
今日の特別講座の中で、「ベアテさんがせっかく考えた女性のための言葉がどんどん削られてしまった。その理由の一つに、彼女が法律の専門家でなかったということもある。専門的な力をつけることも大切」というお話がありました。そこで、昨日の続きです。
昨年のダボス会議で安倍首相が「2020年、指導的立場にある女性を30%に、女性が輝く社会にします。」と世界に約束し、生徒の未来も開けて来ていますが、今、指導的立場にある女性はどんな人たちなのでしょう。
あるとき、女性の国際会議の登壇者を分析してみました。すると、海外での生活を経験している人が7割、弁護士、会計士などの有資格者(海外の資格も含む)が3割でした。(そして、さらに聞いていくと、結婚している人は、夫と家事を分担し、互いのキャリアサポートしている)
将来,自分の選んだ世界で力を発揮していくためには語学力や専門性を身につけること(そして、パートナー選びを間違えないことも)必要なようです。
今日、最後に生徒からこんな質問が出ました。
「将来のため、今、どんな分野の勉強をしておくといいですか?」
池上さんからはこういうコメントがありました。
「どんな分野でもいい。自分の好きなことを。未来はどう変わるか分からないから」