送別会・4年生卒業生懇談会
昨日の送別会は盛り上がり、時間管理の徹底している品女行事としてはめずらしくかなりの時間オーバーとなりました。
特に、生徒から教員へのメッセージ、それに対する教員からの一言では感極まって言葉が出なくなる人が続出、(私も危なかったですが)
太宰府から絵馬を買ってきて、生徒が寄せ書きしたものをまた太宰府までおさめに行った教科担当の話(しかも、取りに行った日は時間に間に合わなくて境内で一夜を過ごしたとか)、
生徒が掃除をしたあと、「汚れたところには運気が来ない」と密かにさらに掃き清めていた担任の話など、私が初めて聞くようなエピソードも生徒から披露されました。
6年間過ごしたこの学校。全校で集まる最後の時間、在校生達もあたたかく見守ってくれていました。
今朝、5年生が「6年生はもうすぐ卒業ですね。私はまだあと5年くらいここにいたいな」と言うので、「今度はPTAとして戻ってきて品女生活を楽しめば」と言っておきました。品女生活が終わっても、いつまでも品川ファミリーです。
総合学習の日、4年生では卒業生を呼んで受験や大学生活の話をしてもらいました。先日、5年生でも卒業生に話をしてもらいましたが、(3月が大切な月であること、品女で身につけたプレゼン力は回りに比べ百歩も千歩もぬきんでている等々)同じ品女で過ごした先輩の話は生徒たちの心に響いたようです。
高等部に入ると時間の経つのはあっという間、卒業までの一日一日を大切に過ごしてね。
4学年主任の重田からの報告です。
4学年は、総合学習の日に、「卒業生懇談会」を実施致しました。
卒業したばかりの大学生に母校に帰ってきてもらい、後輩のためにいろいろな話をしてもらうという企画です。
今年度は、忙しい中14名の卒業生が集まってくれました。
講堂での全体会では、受験勉強の実際や失敗から学んだことなどを聞かせてもらい、その後各クラスで生徒達の質問に応えてもらいました。卒業生たちの言葉を少し挙げてみると・・・
・「通学時の電車内では必ず英単語を覚える」と決めて頑張っていた。
・英語が苦手だったが、5年生の時に覚悟を決めてSVOCの基本構文からもう一度文法をやり直したら、それから成績が上がり始めた。
・世界史が好きだったので4年の時から授業をしっかり聞いて、先生の話すエピソードとともに覚えて知識を増やしていたことが、受験勉強に役立った。
・「得意な科目の成績をキープしつつ、苦手学科をなくす」という方向で努力することが、一番現実的なやり方だと思う。
・5年の時は、部活動や委員会で忙しかったが、毎日の授業の予習・復習をしっかりやることで自然に基礎力が身についていた。それが受験勉強の土台になった。
・5年生の間に自分にあった勉強のスタイルを見つけることがとても大切。6年になっていろいろな勉強法を試している暇はない。
・定期テストの前にいつも計画を立てて実行していたので、その計画実行力が受験勉強に役立った。
・5年生の内に多くの大学を見学し、学部学科の研究をしっかり行って、目標を明確にすることでやる気が出てくる。等々・・・、具体的ですぐに役立つすばらしいアドバイスをたくさんいただきました。
生徒達は熱心にメモを取り、卒業生に真剣なまなざしを向けていました。
懇談会終了後も多くの4年生があこがれの先輩達の所に押しかけて、質問したり、受験時のノートや教科書を見せてもらったりしていました。
4年生が真剣に聞き入っている姿を目の当たりにして、来校してくださった卒業生の皆さんに感謝の気持ちで一杯になりました。
本当にありがとうございました。