平成26年度卒業式
昨日の卒業式の写真をカメラマンさんからおくっていただいたので、早速、アップします。
静かで厳かな雰囲気の中、式典が行われました。
卒業式は子供達の6年間を締めくくる大切な式なので、この日が最良の思い出になるよう、教職員一同、在校生代表の5年生、そして、演奏をする吹奏楽部、精一杯の準備をしてのぞみます。
卒業生本人はもちろん緊張しますが、その背中を見守るおやごさんの席にも緊張感がただよいます。壇上の張り詰めた空気は格別で、代表生徒で予行の時から固まっている子もいました。これは、教員も同じです。万が一にも名前を読み間違えたり噛んだりしないようにと、名簿に穴が空くほど見つめていました。
私もこれで10年目ですが、卒業式は他のどんなスピーチとも比較できない、独特の感覚があります。いつもスピーチの前は要旨をまとめておいて、臨機応変に話すのですが、卒業式だけは一言一言すべての言葉を原稿にして何度も読んで、それを校長室に置いてくるという「儀式」をしています。
生徒達の胸には白薔薇のコサージュ、私の着物の柄も白薔薇です。ミッションの「日本女性」という言葉に照らし、大切な場所で着物を着る姿を見てもらいたいと思って80周年のときに作ったものです。舞台下から足袋が見えないように、なおかつ、壇上で立ったり座ったりを繰り返すので、万が一にも裾を踏まないように、卒業生の故二見先生に教えていただいた方法で着付けています。昨日は、担任の女性2人も朝、3時半から起きて、着物に袴の卒業式スタイルでした。
代表生徒の登壇も、送辞、答辞もとてもりっぱでした。PTA会長のお話も、お母様らしい愛情にあふれていました。今年から新会長になった芳葉会会長の藤森さんは、乳がんになったとき、この学年の生徒達が、サポートしたいと申し出て起業体験プログラムで乳がんの啓もう活動をしたので、その思い出と一足早く社会に出ている先輩としての気持ちを語っていました。
コラボでお世話になったサンヨー食品のみなさまを始め、来賓の方々も最後まで見送ってくださいました。
生徒も、学年の教員も涙々の式でした。
終了後は、ホテルに場所を移して卒業パーティー、受験後の短い間によくまとめたなぁと思う出し物が楽しかったです。長い時間をかけて準備してくださったお母様方に感謝します。
この学年に関わった旧職員も参加して、生徒達の成長に目を細めていました。
これから品女はみなさんの母校になります。これからもずっとこの場所で帰ってくるみんなを待ってます。
集合写真