2015年12月11日

ダイソン問題解決ワークショップ講座

Filed under: 社会 — 漆 @ 5:57 PM

今朝は雨が激しくてバスの送れで遅刻してくる生徒がちらほら。今日で試験も一段落、月曜まで自宅学習日です。

2年生で行ったデザイン思考を活用したワークショップのご紹介です。学年主任の田口より報告します。

中等部2年では、ジェームス ダイソン財団様にご協力いただき、問題発見・解決型の学習を体験しました。

目的は、生活の中に潜む問題や不満に気づき、テクノロジーを用いて解決策を提案するエンジニアの仕事への理解を促すとともに、一連のワークショップでエンジニアの仕事を体験することで、問題発見・解決のプロセスの重要性や、アイデアを考え形作ることの楽しさを体験することです。

そして、これから進路や将来について考えていく生徒たちに、より幅広い選択肢を与えることをねらいとした企画です。

今回は、まず、サイクロン式の掃除機の分解・組立を家庭科の授業で実習、次のようなプログラムでワークショップを展開しました。

1回目 – 遠心力の理解とサイクロン掃除機の分解と組立

目的:身近な電化製品である掃除機の内部の仕組みを観察し、空気の流れや空気とゴミがどのように分離されているかの理解、そして掃除機のデザインに込められたエンジニアの意図について考える。

活動の様子:初めてドライバーを使った生徒も多数。目の前に置かれたサイクロン式掃除機が気になって、説明している間に触り始めました。分解を始めると夢中になり、とってはいけないネジまで外したりと、元の形に戻せるのか、心配になるほどでした。

コンパクトな掃除機に詰まったアイデアを実際に見て、触れることのできた初回の授業となりました。

1.分解/始めると夢中 3.分解/ドライバーも上手に 4.分解終了/元通りに組立できるのか?

2回目:問題発見・解決

目的:自ら問題を見つけ、解決策を考え出す力を育てると同時に、考えた解決策を実際に形作るための準備を行う。

活動の様子:身の回りにあるものの問題点を個々で考え、その問題をグループで共有しました。その中からひとつ選択し、その問題の解決方法を考え、実際に形にして表現するためのスケッチをしました。

5.問題発見/グループで共有