2012/3/10 土曜日

14教科イチ押し見学会(Google株式会社)・明日のこと

自宅学習日です。午後はこれからお父さんの会で、食育についての講演会があります。

教科イチ押しの続きを、引率の大西から報告します。

いまや人々の生活に欠かせないインターネット。
そのインターネットで様々なサービスを提供していて、おそらく皆さんがそれらの1つを利用しない日はないと言ってよいGoogleの東京オフィスを、5学年及び6学年の総勢15名で訪問してきました。

サービス開発の現場は機密管理が大変厳しく、生徒学生含め外部の訪問は通常受け入れていないのでとても貴重な機会です。

オフィスは六本木ヒルズ森タワーの中にあり、最初に見せて頂いたカフェテリアからは素晴らしい眺望が広がります。
訪問したときは丁度遅いランチをとっている社員の方が大勢いらっしゃいました。

グーグルのカフェテリアは、社員にランチが無償で提供されることで有名ですが、実はランチだけでなく朝食や簡単な夕食も食べられ、また多国籍多文化な背景をもつ社員に対応してベジタリアン向けの食事などがあり非常にバラエティ豊か。お寿司や小どんぶり、デザートなども豊富で「入社して3か月は加減がわからず、ついつい太ってしまう」とのことです。

置いてある自動販売機もお金を投入することが出来ず、全て押せばそのまま飲み物が出てくるので生徒達は感動。(飲み物・食べ物にはつい反応が大きくなってしまいますよね)。

さて、通された会議室(『歌舞伎』という名前のついた部屋です)では新しいサービスのデモやプロモーション映像を見せてもらい、その後社員の方との質疑応答の時間をたっぷり取って頂きました。

お父様お母様の世代の方は、「初音ミク」というアイドルをご存じでしょうか。
日本発・インターネット上の架空のアイドルですが、初音ミクの人気は世界中に広がり、海外でライブコンサートが開かれ、世界中の多くの人が彼女のための楽曲や映像を作り、それを共有し、、という現象が起きています。

Googleが提供しているYouTubeでも公式チャンネルが存在し、そのプロモーションを見せてもらったのですが、例えばこうしたことはインターネットが存在する以前には起こり得なかったことなのですよね。
その他にも、インターネットがもつ可能性や実現してきたことにはこんなことがある、というものを色々と見せて頂きました。

Googleのストリートビューを初めて見たときの衝撃は私も覚えていますが、(自分の住むマンション、しかも住む部屋が世界中から見られるなんて!)今、「未来へのキオク」という名の下、東日本大震災の被災地の様子(ストリートビュー)が震災前と震災後と併せて公開されています。
そしてそれは単に今と過去の記録ではなく、今後の復興の様子も記録していこうという試みなのです。

インターネットの世界はあまりにも進化スピードが速いので、大人達は時にその現状についていけなくなりますが、デジタルネイティブな生徒達の未来はこうしたフィールドにあるので、自然に興味深く受け止めてくれていたように思います。

ところで女性社員の方々からお話をうかがう際は、英語科の企画ということもあって、英語も交えてのやりとりを実施していただきました。
Google社内では、日本人同士のときはともかく、多くの外国籍社員がいるということもあり、1人でも日本語が母国語でない人が会話に混ざればすぐに英語にスイッチして話を続けるんだそうです。
その他、本社とのやりとりや途中から外国人が議論に加わるかもしれないメール上での議論等も全て英語。「毎日英語を使わない日はない」んだそうです。
ただ、中国人社員の方が仰っていた「言葉そのものにフォーカスするよりも、もっと広いコミュニケーション能力、人間力の方が大切」という言葉はとても印象的でした。

英語が多くて難しかったかな?と心配だったのですが、「思ったより仰ってることがよく理解出来て、自信になりました。」とのことで私も嬉しく思いました。
それにしても、生きいきと活躍する女性社員の方々と交流し、英語が出来ると広がる可能性の一端を垣間見れたのではないでしょうか。

明日の3月11日、昨年は答案返却日でした。入試等で被災地にいた6年生の消息が分かるまでの数日間、無事を祈り続けた気持ちは忘れられません。

ストリートビューの話が報告されていますが、夫の実家のある福島に帰る度、元の生活が戻ってきていないことを実感させられます。そして、その一方で、一歩一歩、前に向かっていることも感じます。

震災当日、原発内で働いていた甥も、県内で結婚し、間もなく新しい命が誕生します。

私たちの学校は、関東大震災の復興とともに創立された学校です。その志を忘れず、自分たちにできることを、これからもやり続けていきたいと思います。