華道の授業3回目
今日からニュージーランド修学旅行です。私はこのあと品川駅から成田エクスプレスに乗って空港に向かいます。
「日本を知る」から「世界を知る」へ。生徒達がこれまで学んできた日本文化、日本のよさ。海外で誇りを持って語ってほしいです。
さて、華道の授業の3回目の様子です。「投入(なげいれ)」と言って、深い器に花を活けていきます。
私はこれを初めて体験した時、てっきり投げ入れればいいのかと思っていたら、茎や枝を斜めに切って器の途中に止めていくので、盛り花より難しい!(この日は私も活けてみました)
そして、前回は、「このバランスさえ覚えておけば、誰でもそれなりに形になる」基本形を学びましたが、今回は自由に活けます。
先生の「今日、一番大切なことは楽しむこと」「もっと自由に」という言葉に生徒達は、葉をねじったり切ったり、様々な工夫をしています。
「う~ん、どうしよう・・・と花の顔をのぞき込んでじっと考え込んだり、「この花を主役にしよう!」と方針決定したり。
「自由」って実は難しいんですね。
ある人が、「型破りは型を知らなければできない。型を知らないでやればそれは形無しだ」と言っていた言葉を思い出しました。
- 片付けながら活けます。はさみを置くときも静かに。音の慎みですね。
- お茶をつぐように友達の器に水を注いであげています。
- ペットボトルの器。工夫して作っています。
- チューリップの葉っぱをクルクル加工しています。
- 不思議な花?と思ったら、チューリップに菜の花を入れて創作。
- できあがったら手を挙げて先生に見ていただきます。
この授業の様子は、『女の子が幸せになる授業』小学館に詳しく出ています。出版されてから数年経ち、入学前に手に入れて事前に読んで準備している子も増えてきました。そういう子はペットボトルの器の器の作り方なども工夫があると州村先生がおっしゃっていました。
図書室にも数冊入れてありますので、日本文化の授業を体験したあとこの本を活用し、学んだことを身につけてくれるとうれしいです。来年の修学旅行ではもちろん、きっと将来、やっておいてよかったと思う日が来るはずです。