弓道部合宿
昨日は福井県まで日帰りで学校見学に行ってきました。4年後に予定している新校舎のための情報収集です。
未来の社会はどうなっているか?そのために必要な教育とは?その器としての校舎に必要なものは?
4年後のことなので、建築会社もまだ決まっていませんが、建物の前に、まずはこうした理念をきちんと整理するところから準備をしています。
そして今日は後援会とPTAの総会がありました。PTA総会は講堂に補助いすが出るほど多くのみなさんがいらっしゃいました。
後援会には保護者、卒業生、学校関連企業、旧職員、そして、卒業生の親御さんまでお越しくださいました。
本校が未来に向かって次々とチャレンジできるのも、こうして応援してくださる品川ファミリーみなさんのおかげです。
さて、部活報告。今日は弓道部の顧問の大井から合宿の報告です。
ここにも卒業した留学生OGが来てくれました。こうして、生徒の未来に国際的なネットワークが広がっていくとうれしいです。
弓道部恒例の春合宿に3月29日~3月31日まで、34名の部員と伊豆の三津浜に行って参りました。
昨年は震災の影響で中止になってしまいましたので、部員達も合宿をとても楽しみにしていました。
前日はクラブ送別会で、卒業する先輩達を祝福し送り出しました。
合宿では卒業生が出発するバスを学校の前で手を振って見送る、というのが弓道部の伝統です。合宿には、大学生の新コーチ(OGで元部長です)と彼女が4年生の時にドイツから本校に留学していた元弓道部員も手伝いに同行してくれました。
彼女は日本が好きで、ドイツに帰国後も何度も再来日し、4月からは1年間上智大学に通い始めました。(その後帰国してドイツの大学を卒業後、日本で就職したいそうです。
本校からドイツに帰国するときには弓矢を買い、自宅で巻きわら(矢を射込むために藁を俵状にしたものです)を作って練習するほど、弓道が好きになった子です。
今年の春は肌寒く、弓道部合宿名物の桜の花咲く広い道場での練習、と言うわけにはいかず少々残念でした。
三分咲き、と言ったところでしょうか。
道場は1度に10人が矢を射ることのできる広いもので、28メートル向こうの36センチの的に向かって的中を競います。
さすが上級生は下級生より早く的に当て、心地よい的中音を道場に響かせていました。昨年の夏の練習で初めて矢を放った旧1年生も、春合宿でだいぶ上達しました。
ドイツからの留学生の子にコーチしてもらう様子はほほえましく、写真を撮るのを忘れてしまう程でした。(今回ご紹介できないのは残念ですが、夏の道場練習の時はご紹介できるよう、撮影し忘れないようにします。)
校内に弓道場がないので、こういう機会に弓道の腕を上げる部員達ですが、あっという間に過ぎる時間に、まだまだ練習したいようでした。2日目は親睦をかねて、遠足でイチゴ狩りに行きました。広いイチゴハウスの中、思い思いの場所で、好きなだけイチゴを食べていました。(「一年分食べました」といっていた子もいました。来年はホテルに隣接する水族館に行く予定です。「二年分食べておきなさい」とアドバイスすべきだったかも…)
ホテルに戻ると最高学年の旧5年生は大変です。
手作りの「合宿のしおり」に、部員達が書いた練習の反省や目標に目を通してアドバイスなどを記入します。
また今回は初日から体調が悪い子が何人か出て、練習を休む子もいました。
ホテルの方も良くして下さって、特に具合の悪い子に個室を用意して下さったり部屋食にして下さるなど、暖かいお心配りをして下さいました。
大変お世話になり、ありがとうございました。新6年生は4月14日に開催された関東大会東京都予選で引退になります。お疲れ様でした。
新5年生を中心に新体制でスタートする弓道部ですが、5月実施の昇段審査では、11人の部員が受審します。
合宿の成果を期待しています。