⑦教科イチ押し【理科学研究所】
今日は、在校生が6年生を送る、送別会でした。楽しい行事でしたので、コメントをまとめて後日。
教科イチオシの続きは、理化学研究所です。日本では、理系人材が不足しています。特に女性の理系人材は少ないのが現実です。理化学研究所には託児所も併設されていて、研究者が子育てと両立して研究を続けられるような環境があります。
28プロジェクトで未来から逆算するとき、専門性は仕事との両立を助けてくれるものとして大切です。生徒の進路を見ていると、理系と一言で言っても、その領域が広がっていることに気づきます。文系との学際分野もあり、自分が興味の持てる分野で将来の仕事につながるものは何なのか、こうした機会をとらえて、生徒達は自分を見つめて
担当の直井より以下報告です。
一般には公開されていない理化学研究所を特別に見学させていただきました。
「放射光科学研究センター」と「生命医科学研究センター」 の2カ所に分かれて見学をさせていただいたあとに、3~ 4人ずつのグループに分かれて行われた研究者の方との座談会では 、たくさんの質問にもお答えいただきました。 「放射光科学研究センター」見学のため、NMRについて事前に学習していても、 詳しく理解できていなかった生徒は、 実際に説明していただいたり、装置を見せていただいたりして『 NMRについて予習では、 わからなかったことがたくさんわかったと同時に、 どういう仕組みで、どういうことに役立つかがわかりました。見てたくさん写真を撮り、家で見返して、 さらに理解することができました』とワークシートに記入し、 また、「生命医科学研究センター」 見学をさせていただいた生徒は『 ガラス越しで研究をしている方々が見えて、 どのような感じで研究されているかを知ることができました。 かっこいいと思いました』『人間の細胞・タンパク質など、 すべてのものを調べたり、調べる機械を自分たちで作るなど、 大変な仕事だと思いました』という感想を書いていました。 座談会では、事前に準備した質問以外でも、勉強のこと、お仕事のやりがいやご苦労など、 たくさんの質問をさせていただいていました。 『時間が短く感じるほど楽しかったです』『この体験をいかして、将来のことを考えたいです』『理研の施設を実際に見学することができたり、そこで働いている方々とお話できる機会はとても貴重な体験でした 』 という感想からは、自分の将来を考えるうえで、とてもよい機会をいただいたことがわかりました。 この経験をもとに、目標に向かって頑張っていってほしいと思います。