第1回SGH特別講座:鈴木寛文部科学大臣補佐官講演・第2回、第3回のお知らせ
スーパーグローバルスクールの活動の一環で、先週土曜の午後、東大、慶応の教授で文部科学大臣補佐官の鈴木寛先生にお越しいただき、講演をしていただきました。
テーマは「女性起業家を育てる~これからの21世紀を見据えた教育改革~」。SGH校をはじめとする他校の先生方、本校保護者、生徒など約200名の参加者がありました。鈴木先生とは以前から交流があり、本校の生徒がゼミにお邪魔したり、ゼミのみなさんが、お越しくださって生徒へアドバイスをくださったりととてもお世話になっています。 | |
そんな、本校をよくご存じの先生ならではの楽しく、本校の教育内容にも突っ込んだお話しがありました。 |
前半は鈴木先生の講演。 |
講演の内容は、
・OECDのPISAや大学の世界ランキングのお話しから、スーパーグローバルハイスクールの目的、本校の取り組みへの評価。
・なぜ、今、教育改革が必要なのかを時代背景や世界情勢から。「思いもよらないリスクと思いもかけないチャンス」がやってくる時代という言葉が印象的でした。
・人工知能のお話しでは、消える仕事、残る仕事のリストを皆さん、食い入るように見つめていました。(特に、大人のみなさん。ご自身の仕事があったら一大事ですよね)
・そんな時代にどんな人材が必要か。それは、想定外や板挟みを乗り越えられる人材、AIを使いこなし、Aiでは解けない問題と向き合える人材、創造的、共同的活動を創発し、やり遂げる人材。どれも、本校が育てたいと願う卒業生像と一致していて、思わず力が入りました。
・だからこそ、そんな未来に向けての人材教育として、教育改革が必要なのです。先週は、ちょうど教育再生実行会議の勉強会で先生とご一緒したのですが、その中で「Society 5.0」の話があり、そのご紹介もありました。
・さらに、そこから具体的な教育課程や大学入試改革の話があり、特にそこに関わる学年の生徒、保護者はすごい勢いでメモしていました。
後半は、会場から質問をもらって、私からインタビューをしました。 | ||
貼ってある質問の内容は以下のようなものでした。次々と明快なお答えが。 |
・AIの発達で仕事がなくなったらどうするか?*AIについて
・人の知能を上回ったら?人に危害を加えるようなことになったら?
・活用する側として必要な力は?
*教育について
・家庭教育は変わるのか?
・新課程の社会科教育法
・教育者の育成
・心の教育の方法
・起業家マインドを育てるためにできることは?
・女子が理系に進むことを阻む風潮をなくせるか?
・変化を望まない社会に穴を開ける方法論を教えられる?
*問題解決、公共政策
・自分で対処できない問題の解決は?
・障害となるもの、心がけていることは?
・貧困と教育水準
・社会保障問題
後日、先生から、「ドラえもんのような感情をもったロボットは実現可能ですか?」という問いに応え損ねたけれど、「作れます」とのお返事がありました。よく覚えていてくださってびっくりです。
難しい内容を身近な事例で分かりやく楽しくお話しくださり、終始笑いの絶えない会でした。
当日は、地方から飛んできてくださいました。鈴木先生、お忙しいところ、本当にありがとうございました!
*SGH特別講座は本校生徒、保護者の皆さんだけでなく、学校関係(生徒証を提示していただければ生徒さんも)、受験生と保護者の皆さんも参加可能です。
第2回:9月22日(土)15:00~17:00 本校にて
演題「介護への新たな挑戦~起業への思い~」
NPO法人UPTREE代表理事 阿久津 美栄子 様・株式会社 Join for Kaigo代表取締役 秋本 可愛 様
第3回:10/9(火)16:00~18:00 本校にて
演題「アメリカの移民政策について」藤崎一郎 氏(元駐米大使)
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