2018年3月13日

百人一首大会・ユニバーサルマナー・卒業生懇談会

Filed under: 授業・学習・進学,社会 — 漆 @ 12:55 PM

 

校内の花壇です。春の気配が漂ってきました。

今日は総合学習の日です。2年生は能楽鑑賞にでかけています。

1年生

一年生は百人一首大会。ここで覚えた古文は、のちのち古典の学習に活きてきます。
 そして、さらに成長したとき、ふと、「昔の人も同じような思いを持っていたんだなぁ」と古典を学ぶ意味に気づくときがくると思います。中1の今は未来につながってます。
 その後は、ユニバーサルマナー講座です。

高齢者や障害者、多様な人々とともに生きるためのマナーを身につけます。2020年までに全校生徒が受講することをめざしています。

これを取り入れたきっかけは生涯をバリューとして社会に活かしているミライロの垣内さん との出会いでした。今日、一年生にもその話をしました。(みんなの夢アワードグランプリ受賞時の映像

4年生

4年生は卒業生懇談会
 大学一年生の卒業生が、在学時のこと、大学生活のことを話します。
 勉強と部活や行事との両立、進路選択のきっかけ、これからの夢など。身近な先輩の話に耳を傾けます。このあとは、文理に分かれて懇談会へ。

面白くてためになりそうなので、私がメモしたことを。他学年にもシェアします。みんなの話をまとめています。

・品女は忙しいので、通学などスキマ時間を見つけてコツコツ勉強した。

・マルチタスクをこなす習慣は、大学で活きてくる。

・行事や部活をひたむきにやることは未来に生きる。起業体験では社長をやったが、4年生で最下位。5年生では2位に。そこからマーケティングに興味をもち、商学部へ。今、やりたいことが見つからない人は、目の前のことをしっかりやるといい。

 ・品女での様々な講座や大学教授出張授業などが進路選択のきっかけに。

 ・勉強時間は自分に合わせたスタイルを。部活で疲れて帰宅後は眠くなってしまうので、朝効率よく勉強した。

 ・朝、7時から学校にきて勉強した。苦手科目は高2で克服しておく。まずは、簡単なものから。

 ・3年生のときは、200番代。 高1では、まず、授業を聞いて理解することを目標に。高2から英語に力を入れたが、なかなか成績は上がらず。何を言っているか分からないレベル。でもあきらめず続けていたら、あるとき、偏差値が15伸びて、そこからは軌道に。

 ・1は部活や行事で責任がなく楽しめる時期。その時に勉強すべきだった。

・模試はアップダウンするもの。 予習は春だけ頑張った。そのうちにやらなくなってしまったが、それではダメ。 予復習をルーティン化することが大事。それは、 大学でも必要。

 ・2では特別な勉強をするより、日々の勉強。定期試験では中間より期末を高くとか、小テストで満点をとか、自宅学習課題は手を抜かずやるとか。小さな目標を立てることが受験勉強につながる。

 ・日本史・世界史が苦手だったら今からやる。よく、歴史は最後まで伸びるというがそれほど伸びない。一方、ちゃんとやれば、差がつきやすく点を取りやすい科目でもある。スタートダッシュは早い方がいい。

 ・単語帳は後半が薄くなるので、ブロックで繰り返すなど、まんべんなくやるルールを決めておく。

・英語は伸びるまで時間がかかるので、コツコツやる。

・自分は英文法をしっかりやった。それがわかれば長文も読めた。

・はじめはSVしか分からなかったが、そのうちに、SVOCM・・・と徐々に文型が分かるようになり、それを見極めて読めるようにしていった。 

・小さなことが大事。先生も卒業生も同じ事を実感している。やった方がいいことは決まっているのに、高校生のときは、つい、そんなことやっても・・・と反抗してしまう。

 ・このメンバーはみな、4年までは、それほど勉強ができる方ではなかったが、5年から顔つきが変わった。春からやろうではなく、今日からやらないとやらない。 

・知識は大事。会話も弾むし、モテる。いろいろな分野に知識を広げておくことが大事。

・品女時代にはどんどんチャレンジして挫折するのが大事。それが、厳しい時に 挫折をしても大丈夫な身体をつくってくれる。 

・品女生は忙しいのが好き。大学祭の実行委員などついリーダーに。暇よりは予定を入れたい。徹夜で実験の手伝いをしたり、大学が忙しくても弓道をつづけたり、子どもの入院患者と遊ぶボランティアをしたり、無人島でサバイバルをしたり、茨城県まで自転車でいったり、数の子のたまごの数を徹夜で数えたり?? 大学生は時間の使い方が自由。好きなことに打ち込むことが出来る。それも今、勉強することで手に入れられる時間。

・手を挙げなければ、ゆるゆる生きられるのにのに、なぜか大変な方を選んでしまう。でも、 好きなことをやれれば輝くし、楽しい。

 ・型にはまるのではなく、人のやったことのないことをやり、 自分の色を出していってほしい。

こうして、卒業生の話を聞いていると、本当に私学にはそれぞれの色があるなぁと感じます。今日はこれから私学協会で同じ支部の朋優学園の校舎落成のお祝いに伺います。この地元の私学同士は特に仲が良く、こうして集まってよく情報交換をしています。