2018年3月26日

⑮教科イチ押し見学会(みずほ銀行品川支店)・平田オリザさんとの対談

Filed under: お知らせ,社会 — 漆 @ 5:02 PM
東京は桜が満開!今朝も、カフェテリアの横の桜の写真を撮っている方がいらっしゃいました。

春休みに入りましたが、春期講習、部活にと生徒は元気に通ってきています。私はたまった仕事を片付け中。夜はschoo(ネットでの授業)へ。卒業生の徳田さんのインタビューで教育関連のお話をします。

授業の内容はこちら。さて ※視聴には会員登録(無料)が必要です

さて、教科イチオシの続きです。担当の名越より以下報告です。

教科イチ押し見学会で4年生15名は、みずほ銀行品川支店を訪問しました。まず始めに、銀行の働き「預金」「貸出」「送金」「両替」に視点をおいたDVDを見せていただきました。そのあと、銀行の中を見学。ATMの裏側、金庫の中、融資窓口、貸金庫と様々な場所を見学しました。ATM内での機械の動きや金庫の扉の厚みに生徒は圧倒されていました。

そのあと、銀行業務体験です。生徒たちが一番盛り上がったのが、100万円の札束を数えるという体験です。

銀行の方に見本を見せていただいたあと、上手に行うコツを教えてもらい、いざ。すると生徒の中には、銀行の方がびっくりするほど上手にできる生徒がいて、冗談交じりにスカウトをされていました。

最後に質問の時間を設けていただきました。一部質問と銀行の方の返答を書き出します。「Q.銀行を舞台としたテレビドラマは、どのくらいまでが本当のことなのか?」→「A.大げさに描いている部分が多いが、半分くらいは本当。但し、絶対にない部分も何カ所もあります。そして、声を大にして言いたいのは、テレビドラマに出てくる様な銀行内での不正は、絶対に許さない」「Q.インターネットやAIの普及でこれからの銀行はどうなっていくか?」→「A.任せられる部分も多くあり、業界の形をかえるものになっていくことは間違いない。ただ、丁寧に説明していかなければならない部分も銀行にはたくさんある。そういった部分を充実させて行く」

質疑応答の時間は生徒の進路に即したものもあり「大学ではどんなことを学んでおけばよい?」「どんな学部に行っていればよい?」といったものもありました。銀行の方の答えは、「今学んでいることをしっかりと身につけておくことが大事であり、あまり大学や学部は関係ない」とのことでした。

いつも身近にはあるが、その詳細をなかなか知ることのできない銀行の内部のほんの一部分でも知ることができ、生徒たちはとても満足そうでした。

*「一読の価値ある本」を紹介する月刊誌「TOPPOINT3月号」内の、one-Point Reviewにて新刊をご紹介いただきました。

*昨年12月に登壇した未来教育会議の『「人一生の育ち」を考える ’教育×経済’ 対話 第二回「21世紀の教育における対話的学び」』の内容がwebにアップされました。
演劇作家平田オリザさんとの対談の様子も掲載されています。
未来教育会議「21世紀の教育における対話的学び」