シンガポール研修報告会
昨日の夜は教育再生実行会議の専門委員会がありました。日本の子供の自己肯定感の低さをどう解決するかが今回のテーマです。様々なデータも見ましたが、学校の成績も人間関係も、自己肯定感が関係しています。私も長年教員をやってきて、子供が伸びる一番の要素は自己肯定感だと実感し、『伸びる子の育て方』を書きました。世界各国でも様々な教育調査が行われていますが、その中で幼児期に自己肯定感を高める介入を行ったグループは、大人になってからの経済状況など様々な数字に優位差が見られるというものもあります。
生徒たちの世代は、多様性の時代。インターネットの発達もあり、仕事は世界に広がっています。そうした未来につながる力を中高時代につける環境を提供したいです。
26日にはソーシャルビジネスプラットフォームの発表会を本校で行います。ご案内を配布しましたので、見学希望の保護者の方は明日までにお申し込みください。前回の朝食会の様子です。
もう一つ、未来の世界を視野に始めたプログラムの一つ、シンガポールでのリーダーシップ研修報告会の様子をご紹介します。
担当の土田より。
10月29日(土)午後に講堂にて開催させて頂きました『シンガポール研修報告会』についてご報告いたします。
今回の報告会は、シンガポール研修始まって以来、初めての試みで代表生徒10名から「在校生に向けて自分たちが学んだことを発表したい!これは品女生全員が学ぶべき!」との声が出たのをきっかけに企画させていただいたものでした。ですので、生徒主体で総括と活動報告①、活動報告②と2グループに分かれて準備を進め、当日もシンガポールで一切教員が指示出しをしなかったように最初から最後まで生徒たちだけで発表を行いました。文化祭が終わり、中間テストが続いたため、準備のために十分に時間を確保できたわけではありませんでした。しかし、発表ではただの日程の報告になってしまわないように、各国の代表生徒たちとどんな関わり合いがあったのか、様々な活動を通してリーダーシップをどう考えるようになったのかに重点を置き、それぞれの経験を共有するように努めていました。さらに、発表のほか在校生向けということで(1)参加の動機は何だったか、(2)この研修を食べ物に例えると何か、(3)辛かったことは何か、(4)成長したことはどんなことか、など各々が率直な意見を発表し合う座談会をも取り入れ、素直な感想を伝えていました。そして、質疑応答では、残念ながら7名ほどしか観覧に来た生徒がいない中、保護者の方や先生方をも引き込んで質問を求め、臨機応変に対応していました。現地で学んだことを活かして今後の品女生活での展望をも見据え、具体的に生活とリンクさせようとする試みも見られました。
学年隔てなく、それぞれが自分の個性や長所を発揮した非常に素晴らしい発表会となりました。
*品川ファミリーの皆さんにも支援していただいている、宮城県、七ヶ浜の復興トライアスロンのご報告です。
おかげさまでいつも、リレーを組んで参加している多賀城高校に今年も寄付をすることができ、活動に必要なテントが完成したそうです。
数チームで参加し、そのうちの一つはバイクにアテネオリンピック代表の竹谷賢二さんがボランティア参加してくれて、リレー部門優勝でした。
ご協力ありがとうございました。今年のレースの様子を報告したブログはこちらです。