2015年7月27日

NFLJのディベート・スピーチ大会①

Filed under: 世界 — 漆 @ 7:37 PM

土曜に2年生と一緒に行った新潟の民泊から帰ってきました。天候にも恵まれ、怪我や病気もなく、民泊の楽しさを満喫したようです。おもしろエピソードもありますので、写真がまとまり次第、ご報告しますね。

そして、昨日の日曜は、NFLJのディベート・スピーチ大会が本校を会場として行われていました。

全米屈指のディベート大会で、今年から日本でも開催されることになりました。大会には、日本全国26校から、そして、中国、台湾からも参加があり、8時の開会式から、19時の閉会式まで校内がそっくり外国になったよう!熱気にあふれていました。

本校からは、ディベート4組(8名)、スピーチ4名が参加しました。
また、ボランティアとして、15名が参加してくれて、英語での案内など大会運営に貢献していました。

すべてが英語で進行されるため、私も英語で挨拶をしなくてはなりません。2年生と一緒のバスの中でも呪文を唱えるように練習しましたが、途中、ちょっと読んでしまいました。私のスピーチは1分半、スピーチ部門の生徒は10分の原稿を暗記しているのですから、本当に頭が下がります。

他校の先生からは、「他の学校とひと味違って品女らしいスピーチだった。18歳選挙権やマーケティングの話が実体験から出ているのは素晴らしい」とコメントしていただきました。

そして、手に汗握ったのはディベートです。

中国、台湾の子達は全国トップレベルの学校から、アメリカ大会を狙って出場している子だそうで、ジャッジから「会話のスピードが速すぎる、攻撃的すぎる」とコメントされることも。

対戦した生徒は「何を言っても即、返される」「英語が速すぎてついていけない」と驚いていました。

また、日本の他校のメンバーは、ほとんど、海外在住経験のある高校生。日本語より英語が得意な子もいて、作戦タイムまで英語のチームも!

ネイティブ並でない参加者も、伝統的に英語ディベート部が強い学校で、資料の作成や想定問答など事前の準備が万端です。

そんな参加者の中、本校の生徒は、4月からクリス先生のディベート授業を受け始めたばかり。他校の子がPCを持ち込んで対戦相手のへの反論をその場でバチバチと打ち込み、タイマーを持って時間管理をしているのを見て、「自分で時間も計るんだ~」と、目を丸くしていました。

今回の参加者は全員5年生、中には、リーダーシップ研修でシンガポールに行っていたメンバーもいて、大会当日の朝、成田から駆けつけました。シンガポールでも研修が終わると夜中まで準備をし、飛行機の中でもやり続け、CAさんに英語の質問をしまくるので、困ったCAさんが引率教員に、「あなたの生徒があなたを必要としています」と呼びに来たそうです。

そんな、ギリギリの準備でしたが、他校の先生からは、「品女はすごい。対戦ごとにうまくなる。ディベートの常套手段でない独自の戦法をとってくる」と言っていただきました。(常套手段を知らなかったかも)

対戦は4回あり、点数によって、その場で次の対戦相手が決まります。初戦は一チームも勝てなかったのですが、そこは団結の強い子達!すぐに各チームが集まって、情報をシェアし、次の対戦に備えます。相手方に言われて答えに窮したことはすぐに次の相手に質問できるようアレンジ、自分たちが負けた対戦相手に質問に行く、自分の調べた資料を他のチームに分ける、「ねぇ、これ読んで反論して!」と想定問答、エビデンスが乏しいとジャッジに言われたところは手分けして情報収集・・・

ボランティアで参加している子達がそこにジュースを差し入れて・・・まるでスポーツの試合です。この準備に奔走してきた教頭も、「試合の引率をしているような気持ちになった。生徒を見てやってよかったと思った」と言っていました。生徒をサポートしてきた英語科の教員はおやごさんと一緒に涙ぐんでいます。私もすっかり興奮して目が離せなくなり、午後の予定はすべてキャンセルして応援し続けました。

そして、彼女達は1回でも勝てたのでしょうか?

続きはあした。

 

 

 

 

 

 

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