2012/4/27 金曜日

グローバル人材・留学生

カテゴリー: 28プロジェクト:世界,その他 — 漆 @ 18:15:25

昨日は体育祭でした。動きの速い写真は難しいので、あとでカメラマンさんからいただいて、アップしますね。

体育祭のあと、夜はサウジアラビアの女性起業家との懇談会。サウジは男女が別々に行動するので、かえって女性リーダーが活躍する場が多いそうです。女子校と同じですね。生徒にフィードバックをと、なるべくこういうチャンスは逃さないように心がけていますが、英語で議論ができないことが本当にハンディです。

さて、その英語教育に関連して。

先週、グローバル人材育成のプロジェクトの委員として、文科省の会議に出ていました。(オープンになっていることのみ紹介します)

東大の秋入試がニュースになりましたが、国も教育のグローバル化、グローバル人材の育成に本腰を入れはじめ、今回のプロジェクトは毎年100億近い予算で5年計画というものです。

グローバル人材育成を推進する計画を立て、応募し、選ばれた大学には毎年数億円の補助が出るということで、傍聴席には300近い大学の関係者がいらしていました。

この事業によって、今後は大学入学後の留学がしやすい環境が整備されることでしょう。

大学職員の英語力向上の必要性についても言及されていました。

ある卒業生が、「英語が公用語の会社なので、トイックのスコアが一定レベルを超えないと新入社員は配属もされない」と言っていましたが、「この職種だから英語はできなくても大丈夫」という分野はどんどん少なくなっていき、逆に、「英語で診察してくれる歯医者さん」など、スキル+語学で仕事の幅が限りなく広がる時代になっていくでしょう。

大学卒業後の社会からの意見をと、企業関係者の方も参加なさっていましたが、より切実に日本人の語学力向上の必要性について語っていらっしゃいました。

企業の団体が行っている奨学金事業の紹介もありました。どういう人が選ばれるかという話を興味を持って聞いていたところ、語学力はすでに前提として、グループ討議で自分の意見が言えて、リーダーシップが発揮できる能力というのが選抜のポイントになるそうです。

28歳の未来から逆算し、社会で必要な力を付けようと思うとき、「プレゼン力」や「コミュニケーション力」という言葉の前に「英語での」「異文化間での」という単語がつく時代になりました。

こうして学校の中から一歩外に出ると、時代の流れの速さに鈍感になっている自分にはっとすることがあります。

生徒が羽ばたいていく未来の社会がどう変化していくのか、新しい時代の女子教育を担う学校として、常に社会に、世界に目を向けて、在学中にたくさんの学びの機会を提供できる学校でありたいと思います。

さて、その28プロジェクト「世界を知る」の一環で行っている留学生受け入れプログラムですが、新しい留学生が来ましたので紹介します。

 今月、ドイツから留学生が来ました。 アンネマリアさん(向かって左)です。英語も話せますので、話しかけてあげてください。 右側は去年の9月から在籍しているニナさんです。留学生は「日本語」の授業・留学生HR以外は、クラスメイトと一緒に授業に参加しています。 詳しくは国際交流のページをご覧下さい。

 

 

 

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