登山家 栗城史多さんの講演
今日は日差しはあたたかく、風の冷たい一日で、北風と太陽のお話を思い出しました。
明日から修学旅行。私は例年通り、苦手分野の荷造りをまったくしておらず、青くなっています。ことしは、トランクを出しておき、気づいたものから放り込む作戦を立てたのですが・・・。
さて、出発前に、4年生の総合学習の報告をしておきます。
この日は、登山家の栗城さんと卒業生の講演で、将来の進路を考える上で示唆の多いお話でした。今日は栗城さんのお話から。
栗城さんは、世界の山々を無酸素単独登頂、なおかつそれを自分で撮影して配信していることで有名です。私のメモをシェアします。
凍傷で指を切断。靴紐が結べなかったことも。もう登山は無理かとあきらめようかと思ったところ、先輩が「大きな事故の後にいい山登りができる」と言った。今は、自信のついてくる年齢でチャレンジしすぎて帰って来られなかった登山家もいる。
楽しくなければ(事故につながるので)下山しろとも言われた。事故は精神的なことで起きる事が多い。チャレンジを楽しむ。
指を切断すると決めたとき、父親に連絡したら、「おめでとう」と言われた。生きて帰れたことと、また登れるということに。苦しいかも知れないが、素晴らしい体験ができたことに。
チャレンジすれば、「苦しい」が苦しいままには終わらない。苦しみと喜びは振り子。苦しみを避けて楽な方を選ぶと、振り子の幅が狭くなり、喜びも小さくなる。
夢の叶え方。言葉にして伝える。登頂が夢ではなく、それをみんなと共有するのが夢。そのため、ネット中継をしている。費用は5千万。でも、10人に話すと誰かが誰かを紹介してくれる。夢の大小は問題でない。叶えるという字は口に十と書く。一日十回は言葉に出す。言霊というものがある。
指の治療のときもそうだった。治療は無理だと言われた。でも、直したいと言い続けたら、治療を受けてくれるところを紹介された。そのおかげで5ミリも伸びた。もし、あきらめて切っていれば5ミリ短くなったので、1センチも違う。そのおかげで登山が可能に。
言霊を大切に否定的な言葉を使わない。夢の木の幹は努力で太くなる。
生徒からの質問に、「自分に向き合う時間を持つことと、生かされていることを感じる事」大切と答えてくれました。
では、明日から3年生と一緒にニュージーランドに行ってきます!
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