合唱祭迫る ⑩教科イチオシ見学会【お札と切手の博物館】
合唱祭が来週火曜にせまり、校内には歌声が響いています。
先日、学校にいらしたお客様が、
「近々、合唱のイベントがあるんですか?」とおっしゃるので、
「どうしてご存じなんですか?」と聞くと、
「歩道橋ですれ違う生徒さん達が歌いながら歩いていたので」とのこと。
ちょっと恥ずかしいから歩きながら歌うのは校内だけにしてください。
そういう私は教員合唱の練習に全く参加できず、今年もまたいのこり補習だわ。
教科イチ押し、担当の荒井から報告です。
お札と切手の博物館は独立行政法人国立印刷局が、これまでのお札や切手に関する展示をしている博物館です。
まず、職員の方から国立印刷局と造幣局の違いを説明していただきました。
我々には紙幣も硬貨も同じお金という考えがありますが、正確にはこの2つは全く違う仕組みで作られていて、紙幣は日本銀行へ、硬貨は日本政府に納められることになっています。この博物館では紙幣に関する展示が多くありました。
また、紙幣の偽造防止策となるような高度の印刷技術についても説明があり、日本の技術の高さを改めて感じられるものでした。
説明のあとに博物館内を自由に見学しました。これまでに発行されてきた紙幣が展示されており、中には江戸時代の紙幣も展示されていて、大変興味深いものがたくさんありました。最近見かけない2000円札は、やはり最近日本銀行からの注文がないために、新たには発行されていないようです。 印刷局というと紙幣のイメージが強いのですが、紙幣以外にも切手や国債、収入印紙、官報などさまざまな印刷物を取り扱っていることが展示から分かりました。
我々の生活の身近なところに関係しているものが多いことに驚かされました。
生徒も珍しい展示物が多かったせいか、興味深そうに見学をしていました。
体験コーナーでは、1億円の重さを体験するものなどいくつかあり、楽しく学べる施設になっていました。この博物館は残念ながら12月19日に閉館となってしましましたが、来年3月頃に王子に新しくできるそうです。
興味のある方は、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。