2011/1/17 月曜日

演劇部の発表会

今日は私が玄関に立つ8時前に、すでに648人の生徒が登校していたそうです。(いつも7時から外に立ってくれている教員が数えてみたそうです)合唱祭の練習ですね。

6年生もセンターリサーチのために登校してきています。結果がよくても悪くても、入試はこれからです。切り替えて「今できること」に集中しましょう。

さて、先日行なわれた演劇部の発表会の様子を顧問からご紹介します。

1月7日(金)、東京私立中学高等学校演劇発表会に出場しました。

この発表会は昨年度が初出場、今回が2回目の出場です。
演目は酒井一成作、演劇部潤色『天使のクリスマス』。

「演劇部潤色」というのは、既成作品を自分たちでアレンジした、ということです(もちろん生徒が作者の方に連絡を取り、アレンジの許可をいただいています)。

これが功を奏し、専門審査員の先生から「登場人物名を自分たちの本名にして、自分たちが普段使っている言葉を台詞に取り入れたことで、プロでもなかなか難しい自然な演技になっていた」という講評をいただきました。

発表会の良いところは単に演じる部分だけではなく、様々な方の温かい気持ちを感じることができ、自然と礼儀が身につくことです。

例えば今回は初めて舞台に雪を降らせてみましたが、まずその仕掛けの作り方を教えてくださる方がいて、買い物の際はお店の方が「こういう滑車が良いと思う」とアドバイスをくださり、舞台監督の生徒の近所で日曜大工が趣味の方が作るのを手伝ってくださり、リハーサルでは劇場の舞台スタッフの方がその仕掛けを手早く改良してくださり、照明スタッフの方が雪(実際は紙切れ)がきれいに見えるように照明を当ててくださる・・・といったように、舞台に乗せるだけで様々な方にお世話になるのです。

さらにこの発表会は日韓交流になっていて、韓国の優秀校を招待し、全ての上演後に、各学校から出ている生徒実行委員主催の交流会を行って大変盛り上がりました。

ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。今後の演劇部の応援もどうぞよろしくお願いいたします。

*舞台写真撮影:千鶴氏
*スナップ写真撮影:顧問
学校のクリスマスツリーを持って行き、雪も降らせました。
私も鑑賞に行きました。開演前に楽屋をのぞいて返って緊張させてしまったかな。

本校で特別講座をしていただいたことのある特定非営利法人活動法人ジェン(JEN)理事・事務局長 木山啓子さんの講演会があります。

『誰かのためなら人はがんばれる』出版記念講演会

日時:1月24日(月)19時~21時 会場:東京・かんき出版  参加料:1000円
申込先:http://mail.kankidirect.com/seminar/index.html

木山さんは、アフガニスタン内戦、イラク復興、新潟県中越地震、パキスタン地震、スマトラ沖地震、レバノン難民、中越沖地震、ハイチ地震など、世界中の災害支援活動に従事なさっている方です。

私も自立を支援するというこの活動の趣旨が本校の教育方針にぴったりだと共感し、著書の印税を寄付しています。

「難民キャンプには自殺願望のある人はいない」

「どん底にある人が再起できるのは、他の誰かを助けたいと思ったとき」

など、木山さんとお話ししているといつも心に残る言葉があります。

仕事や生き方を考えるとき、きっとヒントになるお話だと思います。