2011/2/28 月曜日

25教科イチオシ見学会【国際研修室】

土曜の午後、昭和53年卒のクラス会がありました。

定年を迎える教頭が初めて担任したクラスの卒業生です。

 

「先生、新任のころ、私たち、意地悪してごめんなさい」(40年近く前のことです)

「この場所(カフェテリア)は花壇でしたよね?」と、昔話に花がさきます。

私の母に国語を教わっていたと言うので、「こわかったでしょ?」と聞くと、

「恭子先生は大好き。勉強のできる子もできない子も絶対えこひいきしなかったから」

なるほど。確かに、自分の子どもにも、他人の子どもにも、それどころか大人にも、誰に対しても、「まんべんなく」厳しい人でした。
「比較は子どもをだめにする」とよく言っていましたっけ。

退職後、世界の山を登っている吉田先生も駆けつけてくれました。相変わらずお元気。隣は理事長。

3年生の作ったペパっとを試食していただき、文化祭で生徒が企画した品物(こういうときに活用してますよ)や「品川ファミリー」などをお土産にお渡ししました。年齢は違ってもどの世代も品女生。後輩の活躍を喜んでくれています。

*昨日のニュースで北島康介の日本新が報じられていましたが、日本選手権に本校からも2名参加しました。
大人に混じって健闘しました。
小畑さん 50mバタフライ 
       B決勝1位で決勝進出、総合9位
       100mバタフライ 19位
市川さん 50m自由形 18位
       100m自由形 38位

教科イチ押し、担当山田からの報告です。

4年生7名、5年生13名の計20名で、国際研修室を訪問しました。
ここは放送現場や国際会議で活躍するプロの通訳者・翻訳者を養成する学校で、NHKなどの同時通訳者やニュース原稿の執筆者は、この学校を出ている人が非常に多いそうです。こうした方々が実際に受けている訓練の模擬体験をさせていただきました。

まず最初は、どのような受講コースがあるのか、主な授業内容(リスニング、リーディング、プレゼンテーション等だけでなく、現場の状況を的確に伝えるために各国の背景知識を学ぶ授業も行っているとのことです)、一口に通訳・翻訳といっても“ニュース通訳者、会議通訳者、ニュースライター、放送通訳者、翻訳者”とさまざまな種類がある…など、国際研修室や通訳・翻訳者という仕事の概要についてお話いただきました。
また通訳・翻訳者の方々は、例えば朝早くにNHKで通訳をし、その後は民放局で働き、夕方は大学講師・英語講師・本の執筆活動を行う…など朝から晩まで忙しいが、大変やりがいのある仕事であるということ、世界の最新ニュースを最初に知るのは通訳者・翻訳者であり、9.11事件が起こった時の緊迫した状況でいかに彼らが活躍したか、といったお話しもしてくださいました。
次は授業の模擬体験です。30年以上多くの生徒を教えてきたベテランの先生が教えてくださいました。今回生徒が受けたのは基礎コースの授業ですが、最初からレベルが高く、通常の授業はオールイングリッシュで行われます。
この日も最初は全て英語でお話しされたので、生徒は緊張して固まっていました。しかし、生徒達のために先生がプログラムをよく考えてくださり、まずは“Tongue-Twisters”(早口言葉)を一緒に練習することから始めたので、生徒の緊張も徐々にほぐれていきました。また日本語も少し使いながら解説してくださったので、生徒も内容を理解しながら授業についていくことができました。“Tongue-Twisters”の次は、英語・日本語の両方でドキュメンタリー番組を見ながら、それぞれの日本語がどのような英語で表現されるのかを学び、最後にBBC World Newsを英語で聞き取り、Scriptで学んだあとでもう一度英語で聞き取りをしました。
最後は、生徒からの質問に答えてくださったり、「アシスタントとして学生のアルバイトを募集しているが、先生との会話は全て英語なのでいい勉強になる。皆さんも、興味があったら将来ぜひ応募してほしい」というお話しなどがありました。
参加した生徒の中には、将来英語を使って仕事をしたい、英語に興味があり毎日BBC放送を聞いている、という生徒もおり、模擬授業や職員の方の話しを聞く姿勢は真剣そのもので、いい刺激を受けたようでした。
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