明日から入試です
明日から入学試験が始まります。今日は在校生が心を込めてお掃除をしてくれました。
明日は受験生の皆さんがリラックスできるようにと、在校生のボランティアが朝早くから来てお手伝いをしてくれます。
多くの学校から縁あって本校を選んでくださった受験生のみなさんが落ち着いて実力を発揮できるよう、私たちみんなでお迎えします。
在校生の皆さん、ご家族の皆様、家庭研修期間になりますが、ご協力よろしくお願いします。
校長日記はしばらくお休みします。
さて、余計なお世話かなとも思いましたが、受験日から受験のその後を20数年見てきた経験からいくつか気づいたことを。
*お子さんが、眠れなかったり、ひどく緊張したりしていたら、
→みんなそうです。生徒に聞くと、「受験が終わった後の楽しい話とか、面白かった話をしてくれると気が紛れる」そうです。
(ただ、これは本にも書きましたが、お子さんのペースに合わせるのが大事。落ち込んでいるときには無理に励ましたりせず、気持ちに寄り添ってあげてください)
*でも、実際は、お母さんの方が緊張しているケースが多いです。玄関でお母さんが泣いてお子さんが慰めている場面も何度か見ました。
→ここまで一緒に頑張ってきた「過程」こそがお子さんの将来の財産です。すでに「得ているもの」を見てみてください。そして、試験場に送るときは笑顔で。
*一方、いろいろなことが起きるのがこの時期。
→なるべく家族で協力して複数の目で書類は読み、複数の頭でシミュレーションをし、万が一に備えて無駄だと思えることまで準備しておくのが安心材料になります。
たとえば、下のお子さんのケアとか。(←これは大事)人手も、いざというとき手伝ってもらえるように声をかけておきましょう。
試験場の気温一つも暑い、寒い、お子さんによって感じ方が違うケースがありますからどちらにも対応できるように。
そして、親御さん自身の心のケアも大事。ここさえ乗り切ればと無理をし過ぎて息切れしてしまうことも。1日のうちにすこしでも自分を甘やかす「休み時間」を作ることをおすすめします。この時期のお子さんにとって何より大切なのは親御さんの心の余裕です。
*進学する可能性のある学校は第一志望以外は「第○希望」と順番をつけないこと。「ここはこういうところが合っているね」と、よいところを話題にしてください。
*試験から帰ってきたら最優先はリラックスして疲れをとること。その上で、余裕があれば理社の時事問題はその年の傾向があるので分からなかったものは答えを見ておくとか、翌日の試験傾向に頭を切り換えるとか。でも、「最優先はコンディションを整えること」これを忘れずに。
*いつも通りがいちばんです。気合いを入れて違うことをすると緊張の原因になります。服は着慣れたもの。食べ物も慣れたもの。(ゲンかつぎより消化のよいもので)
*迷ったら未来から考える
最後に迷ったら、人がどう思うかでなく、うちの子にとってどうなのかお子さんの未来から逆算して考えるのが間違いがありません。
そして、最後は本人に決めさせてください。どこに進学しても思いどおりにならないことは必ずあります。
そのとき、自分で決めたという気持ちがお子さんの力になります。
健闘を祈ります!