センター・リサーチ⑨教科イチオシ見学会【神奈川近代文学館】
昨日、6年生が職員室の前で一斉にセンター・リサーチの結果を見ていました。
「電車で新聞を広げているお父さんみたい」と、声をかけると、
「先生、今、みんなで絶望にうちひしがれてるんですよ!」と怒られたので、
「全国的に同じ現象なら相対的に問題ないんじゃない?」となぐさめようとしたら、
一斉に「ふぅ~っ」とため息。(局所的な現象なのね)
何があっても切り替えて「今」に集中!
最後の最後に第一志望「だけ」合格した先輩もいるんだから。
火曜には下級生にもこんなものが配られていました。数学の速報・センター試験問題解説です。このような環境なので、私も昨日は自分が入試を受けている夢を見てうなされました。前に学んだところを復習してなくてドキドキする夢です。
「中3で学んだことから出題される」と卒業生が在校生に言っていたのが耳に残っていたのでしょう。 |
イチ押し、担当工藤からの報告です。
神奈川近代文学館は港の見える丘公園の中にあり、洋館が建ち並ぶ街並やバラ園を通り抜けると、かわいらしい円形の展示室が見えてきます。
この日は電車の遅延があり、私自身が生徒集合時間の3分遅れで到着してしまいましたが、生徒たちは既に当日参加の18名全員が集合しており、高校生が「先生が無事で何よりです」と言って迎えてくれました(その高校生たちは1時間も前に集合していたそうです)
さて、館内に入ると、まず館内を案内するビデオを観て、担当の方から40分ほど説明をして頂きました。太宰治や芥川龍之介、中島敦など、生徒たちも授業で習ったことのある文学者について、一般的な資料集には載っていないような専門的なお話をして下さいました。また、夏目漱石が執筆当時に使用していた原稿用紙のレプリカを見せて頂いたり、最下段のマス目を使わなかった理由など、興味深いお話を伺うことが出来ました。 その後、館内にある展示を各自自由に観て回りました。没後40年となる三島由紀夫の特別展示コーナーに見入る生徒や、都知事である石原慎太郎が芥川賞作家であったことを知って驚く生徒など、それぞれが沢山の収穫を得て満喫できたようです。展示室内は写真撮影不可でしたので、ぜひ今回参加できなかった生徒の皆さんも自分の足で文学館を訪れてほしいと思います。