2018年9月3日

情報科・特別講座「新しい売り場をデザインしよう」①

Filed under: 社会 — 漆 @ 2:11 PM

今日は電車が少し遅れて、登校する生徒たちも朝から慌てた様子でした。大型の台風がまた近づいていて心配です。

土曜は、SGHの特別講座で東大・慶応の教授、文科大臣補佐官の鈴木寛先生にお話をいただきました。生徒、保護者、そして他校の先生方も参加して楽しい会になりました。この様子はまた。

さて、一学期に行った情報科の特別講座第二弾のようすを担当の竹内より報告します。こうした体験をしておくことは、将来様々なチャンスをつかむことにつながるなと感じました。

特別講座「新しい売り場をデザインしよう」

6⽉に特別講座「新しい売り場をデザインしよう」を開催しました。
対象は1〜5年⽣の48名、週1⽇・合計4⽇間にわたり皆積極的に参加してくれました。
今回は「ジャポニカ学習帳」で知られるショウワノート株式会社さまの、「⼥⼦中⾼⽣をターゲットとした新企画」に実際に関わりながら、デザインマーケティングを学び、プレゼンテーションをする内容で、商品を作り、売る際の「顧客イメージ」「購買プロセス」を学び、メーカーの販売戦略のプランニングを体験しました。
特別講師は株式会社たき⼯房クリエイティブ・ディレクター藤井賢⼆さんにお越しいただき、ショウワノート株式会社さまからもご協⼒をいただきました。

DAY1
学年ごとのグループになり、チーム名とリーダーを決め、「ペルソナ」作りを⾏いました。
そもそもデザインマーケティングとは?というお話から、今回のショウワノートさまのケース課題の説明、そして「だれのためか?」というターゲット像を明確にするため、各チームでディスカッション
をしました。

巨⼤なワークシートに、付箋を貼り、ターゲットの「家族構成」「SNSでの友達の数」「毎⽉のお⼩遣い」「よく使うアプリ」「最近の悩み」など、合計29項⽬を埋めていきます。
どのチームも独⾃の議論が進み、⾯⽩いペルソナを作成していました。
また、休憩を挟んで、「プランプロデューサーのお仕事とは?」というミニ講演をいただきました。
DAY1〜3まで、毎回お⼀⼈ずつ社会⼈の⽅からお仕事の内容やキャリアのお話をいただくミニ講演コーナーを設定いただき、DAY1のお仕事は「プランプロデューサー」でした。

DAY2
今回のテーマは「カスタマージャーニー」の作成。DAY1で考えたターゲットが、「どこで」「どのように」商品の購買に⾄るのか、その流れを考えます。
商品の購買意欲を⾼めるために、商品との「出会い⽅」や「シチュエーション」を考えていきます。
DAY1同様、ワークシートに付箋を貼りながら意⾒を出し合います。
どのチームも、貼られていく付箋の量が⼤量で、貼りきれないほど。

議論が熱中していました。
また、今回もミニ講演コーナー「商品開発のお仕事とは?」をショウワノートさまからお話いただきました。⽂具が好きな⽣徒たちにとって、⾮常に⾝近なお話が聞けました。

DAY3
グループワーク最後となる今回は、年間イベントスケジュールを踏まえた「ショップアイデア」を考えました。
売れる商品、⾏きたくなる売り場とは…?お店に何度も⾜を運んでもらうために、季節や催事に合わせたイベントスケジュールを考えます。
また、それらのイベントに合わせた商品、店頭デザインをラフ書きをして、イメージを膨らませていきます。

また、いよいよ次回はチームごとのプレゼンテーション。ここまで考えた「ペルソナ」「カスタマージャーニー」「ショップアイデア」をまとめて、⾃分たちの考えた『新しい売り場』を発表する準備も
進めます。
今回のミニ講演コーナーは「デザイナーの仕事」。たき⼯房さまから、デザイナーの⽅にお話をいただきました。現在のお仕事や⾼校⽣の時のお話をいただきました。

つづきます。

 

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