新経済連盟 特別講座 女性のリーダーシップ
今日もすごい暑さの中、部活に来ている生徒達。バトン部がかわいい衣装で練習しています。
このところの暑さで、熱中症、あるいは気分不良で保健室に行く生徒が増えています。今日も教頭から各顧問へ熱中症予防に向けての細かい連絡が入っていました。
私もずっと運動部にいたので、集中して練習の出来るこの時期に頑張りたい気持ち、みんなに悪くて休めない気持ちもよく分かります。
しかし、体調が十分でない場合に無理して練習に参加すると、自分の健康問題だけでなく、クラブ全体に迷惑をかけることもあります。
登下校時もかなりの暑さになりますので、ご家庭でもお子さんの体調をご確認ください。
さて、一学期に行った新経済連盟主催の特別講座の様子を担当の白石から報告します。
経済同友会初の女性会員の一人に選ばれ、現在、株式会社ザ・アール 代表取締役社長をされている奥谷禮子様にご講演いただきました。 まずは、起業について、ご自身の経験をお話いただきました。
ベンチャーという言葉も無く、起業という考え方も一般的で無い時代、何もわからないが、周りに助けてもらいながら、自分の思っていることを戦いながら実現させていったそうです。
失敗したら経験となる。失敗を恐れず、失敗して当たり前という言葉に生徒達は引き込まれていったようです。 例えば、突然職業安定所から奥谷社長の会社に査察が入り、会社の勤務規程を見せて欲しいと言われたが、勤務規程が無かったそうです。
とっさに「今別の所にある」と言って、元勤務していた会社に行って勤務規程を見せてもらい、何とか翌日までに勤務規程を作成して査察を乗り切った等のエピソードを強い意志が必要というメッセージと併せて生徒達に話してくださいました。奥谷社長にお話いただいたあとは、「どうすれば、女性はリーダーシップを身につけることができるのか」というテーマのもと、グループワークを実施しました。
グループワーク後の各班のプレゼンでは、
・身につけるために何かをするものではなく、行動していく中で身についていくもの。
・リーダーとは地位ではない。
・リーダーは自分ですべてやってしまうのではなく、適材適所で役割を分担することの出来る力も大切。
など様々な意見が出ました。
最後に、生徒達が書いたお礼状の文面から一部ご紹介いたします。
「先日は大変貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
奥谷社長のお話の中で、特に印象に残ったことが二つありました。
一つ目は、VIPの方々に積極的に色々なことを聞いていたことです。
積極的な行動を取ることはやはり大事なことだと思いました。また、自分よりも賢く面白い人が周りにいる環境に自分を置くことの大切さもわかりました。
二つ目は、女性はリスクや責任を負うことを嫌がるということです。
そして女性には逃げ場がたくさんあるということです。私自身よく勉強などのやらなければならないことから目を背けがちな事がよくあるので、とても胸に刺さりました。
今後は、奥谷社長のお話を生かし、強い意志を持って積極的に行動することが出来る女性のリーダーに少しでも近づけるよう、たくさんの経験をしていこうと思います。
まずは、文化祭の起業体験プログラムでクラスに貢献できるように頑張ります。
本当にありがとうございました。」※この講座を企画してくださった新経済連盟様が当日の様子を動画で紹介しています(こちら)。
*日経新聞社が女性の起業を支援するウーマンズ・