16:大学出張授業(法政大学法学部)
大学出張授業、「法政大学法学部」を担当の平川からご報告します。
法政大学法学部の小山田朋子教授にお越しいただき、「法とは何か」について講義していただきました。
まず「なぜこの講座を選んだのか」という質問にある生徒は、「リーガルハイをみて興味を持ったから」と答えていました。 テレビの影響力はすごいですね。
ちなみに小山田教授も全話見ていらしたそうで、実際にはあり得ない話もあれば、非常に感動できる話もあったとおっしゃっていました。講義内容についてです。法律とは曖昧なもので解釈は複数ある。
あえて曖昧にしているのは時代や状況が変わっても適用できるようにするから。
例えば、憲法第25条の「健康で文化的な最低限度の生活」とあるが、最低限度がどの程度なのかを曖昧になっていて、そのことが争点となった朝日訴訟では、実際に当時の裁判所がその判断を下していて、月額600円としている。生徒たちはその内訳(1年にパンツ1枚、靴下1足など)を聞いて、少ないと驚いていました。
このように、法学部の生徒は「法律を覚えること」ではなく、「法律の言葉の意味(解釈)」を学んでいるのだというお話でした。 最後にまたリーガルハイの話もしていただき、生徒たちは非常に興味深く聞いていました。
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