2014/8/12 火曜日

2:大学出張授業(東京理科大学理学部化学科)

カテゴリー: 授業・学習・進学 — 漆 @ 16:00:25

大学出張授業、「東京理科大学理学部化学科」を担当の濱谷からご報告します。

テーマ:化学の中の電子の役割

  理系の5年生と理系に興味がある4年生33名が熱心に授業を受けました。

電子と言うと難しく感じますが、電磁波を吸収するサボテンの存在やブルーライトは本当に目に悪いのかなど、身近な話から始まり、とても化学が身近に感じられたようです。
アリにそっくりなアリグモ。アリだと見過ごせばそれまでですが、その動きを観察すると飛び跳ねたり、糸を出したりするので、クモであると発見できます。化学もこの視点が大切です。疑問を持って考えると発見があるのですね。

授業後半では、本題の電子のお話。「レアメタル」が初めて人工合成できたが、コストがレアメタルの相場よりコストがかかってしまうという新聞記事。無意味なように取られかねない記事ですが、人工合成ができたことに大きな意味があるとのこと。成功しなければ、次がない。確かにそうですね。

また、理学部と工学部の違いについてのお話もあり、進路決定の一助となったと思います。
授業後、生徒に感想を聞くと「楽しかった。強い電磁波で人間を浮かせてみたい。」「冷たい氷を触ってみたい。」と興味津々の様子でした。

 

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