2012/9/7 金曜日

Life is Tech!2012【後編】

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 19:55:15

Life is Tech!2012後編です。

3日目からは3days組(3日間コース)が参加し、一気に人数が80名ほど増えました。それまでは40名ほどだったのですが、合計120名の大所帯。教室も2つに分かれて実施され、さらに熱気を帯びました。

私が今年とても驚いたのは参加人数が増え、昨年度まで感じていた暖かいアットホームな雰囲気が薄れてしまうのではないかとすこし思っていたのですが、それが全くなかったことです。むしろその熱は増していて、本当に驚きました。
それはスタッフの皆さんが子供たち一人一人に対する思いをきちんと持ってくださり、大きく成長してほしいという願いを持って丁寧に接してくださっていたからだと思います。
最終日には自分たちの開発の成果の発表会が行われました。
日曜日ということもあって、本当に多くの保護者の方がいらっしゃって、子供たちの開発の成果をご覧になっておりました。
そして最後に修了証授与式が行われ、120名が1つの教室に集まり、代表の生徒が修了証を受け取りました。
実は修了証には、メンターの方から一人一人にメッセージが書かれているのです。ここにも皆さんの思いを受け取ることができました。
その後、5日間の振り返りの動画を皆で鑑賞しました。

この修了証と動画、実は作るのが本当に大変で、私はほとんどスタッフルームにいたので、スタッフの皆さんが忙しい中、少しの時間の隙間を見つけてその準備を進めている姿を見ていたのですが、子供たちの開発の面倒を見ながらなので、本当に時間ギリギリ!!息つく暇もありません。でもすべては子供たちのために、本当に大変な思いをして準備されていました。
その姿を見ていたこともあってでしょうか。動画は大変感動的なものでありました。
そして「5日間、もしくは3日間でこんなにも仲良くなれた皆が、どんどん世界に羽ばたいていってほしい。そういう気持ちでいっぱいです。」と声を詰まらせながら言ってくださいました。
スタッフの皆さんのたくさんの思いを受け取りながら、修了証授与式が終了。

最後はメンターから修了証を一人一人が受け取り、仲良くなった皆さんと名残惜しく写真を撮りながら、離れがたいSFCを後にしました。
Piecetureの方々は「忘れられない夏になってほしい。」とおっしゃっていました。
プログラミングやアニメーションの技術を習得すること、これが最大の目的であることには変わりません。もちろん、そこから世界を変えていってほしいと願うのが根底にあります。
ただそれだけではなく、いろんな人との新しいつながりを持ち、きっかけを持ち、どんどん世界を広げていくことで、世界に羽ばたいてほしい。その一歩にLife is Tech!がなってくれたらうれしい。そんな思いをいただいて帰ってきたような気がします。

何よりも子供たちが帰ってきてから学校で会うと、あの5日間の話ばかりをします。
冬休みも絶対に参加すると決めている子たちもいますし、4年後にスタッフとして働くことを宣言している子もいました。それだけ、子供たちの心に残る体験だったのだと思います。
いろんな教育活動があると思います。もちろん、学校教育とこのようないわゆる課外教育は違うとも思います。
でもやはり根底に流れているのは、子供たちを肯定すること。そして受け入れて、更なる成長を願うこと。そんな思いを周囲の大人が持って接してあげることなのではないかと、改めて認識して帰って参りました。

本当に熱かった(暑かった!)5日間。
夏休み最後に最高の思い出を、子供たちと一緒にいただきました。

※下記のサイトでも紹介されています
Life is Tech!
Pieceture㈱