28歳ホームカミングデー・おそるべし品女DNA!
今日の夜は、卒業生のクリスマスパーティーがあります。海外から戻ってきている子もいて、会うのが楽しみです。
今年の28歳ホームカミングデーの写真をお見せします。後輩に引き継げるようにとこの会のロゴを作ったり、それぞれの今の生活をプレゼンしたり、飲み物などを自分の勤務先からスポンサーしてもらったりと、これまでとはひと味違った企画でした。
28Project 中高生の自分にとっての「仮のゴール」は一区切り。 これからも “自ら考え、自らを表現し、自らを律する” 品川女子学院で沁み込んだ精神を胸に、 自分の色を見つけ「世界をこころに」 今度は29歳、30歳... いや20年後、30年後の未来に向かっていけるように。 28歳を迎えた卒業生みんなが自分らしく未来に向かっていけるように、 と想いを込めて 第62期卒業生が企画・制作しました。 |
在校生は、文化祭や総合学習、家庭科の課題解決学習などにおいて、中高それぞれ、社会課題を見つけその解決のアイディアを出したり、企画を実行したりしています。こうして10年後の卒業生の姿を見ると、この教育内容が社会とつながるものだったことを実感します。
そして、品女DNAと言われる不思議な文化も。思い浮かぶキーワードを挙げると、貢献意識、自己肯定感(これは卒業生に協力してもらい、先行研究と比べたら統計的な有意差がありました)。チームワーク、おっちょこちょい、等々、そして、オシが強い!(よく言えば「頼む力」?)。
先日、国立教育政策研究所のシンポジウムのパネルディスカッションに出たときのことです。文化祭であるクラスが、この研究所に協力してもらったので、「私も事後に知ったんですよ~、いきなり国研に連絡するなんて、厚かましくてすみません」と、お礼を言うと、「え~、そうなんですか?評議員の先生の学校からの問い合わせだから、紹介かと思って・・・」。
お騒がせしました。<(_ _)>
そして、生徒が国研の紹介でご指導いただいた東大教授ご挨拶すると、
「高校生からの連絡で驚きました。積極的な生徒さんですねぇ。自分がこれまで受けた質問の中でもっともワイルドな質問でした」とのこと。(「21世紀スキルを測る問題を作りたいので教えてください」とか(>_<)?)
品女DNAの恐ろしさを実感した一コマです。
*クラス集合写真と全体写真
後日、当時この学年にいた教員が卒業生から手紙を受け取りました(この子から許可をもらって担任ブログに書いたものを抜粋します)
62期生のA・Sです。
昨日はホームカミングデーでお会いできて嬉しかったです。
品女時代の私にとって果てしなく遠い未来に感じていた「28才」が現実のものとなりました。
当時は微塵も考えていなかった鉄道会社に就職し、電車の運転士になり、品川に出勤する今日、人生わからないものだなとしみじみ思います。 ちなみに、それほど電車好きではありませんでした(笑)
ホームで英単語等を勉強している品女の後輩たちをよくお見かけします。
品女生たちはマナーを守っており、とても誇らしいです。
是非、在学生の皆さんを褒めてあげてください!
私も品川ファミリーだよ!と話しかけたくなる気持ちをぐっと堪えて、電車の前頭運転台から品女生を見守っています。
これから寒くなってきます。お風邪など召されぬようご自愛ください。
運転する列車(同型車) 免許証
海外で研究を続けている人、大学院に進み同時に子育てをしている人、当時の友人を自分の会社にスカウトした人、起業している人・・・・様々な暮らしをしていました。この多様性が品女パワーの背景なのでしょう。28プロジェクトは子育てと仕事を両立するものなので、子連れの人も何人もいてとても賑やかでした。
この子達は、いくつになってもこのノリと仲の良さなんだろうなぁ~。と思うにつけ、いつでも帰れるもう一つの実家として、母校を守らねばと強く感じました。品女老人ホームを作ってほしいなどと言う子もいましたが、その前に私の面倒をみてほしいものです。
私の『働き女子が輝くために28歳までに身につけたいこと』を読んで、人生の転機に背中を押されたとプレゼンしてくれた子がいました。この本は、卒業後も卒業生を精神面で支えたいと、思いを込めて書きました。いつまでも、ずっとキラキラと輝く人生でありますように。
*ということで、私の尊敬する昭和女子大の坂東眞理子先生のご著書「70歳のたしなみ」に、品女生へのサインをいただき、図書室に入れましたので、読んで人生100年時代に備えてください!