弓道部送別会
今日は新入生歓迎会と一年生が校内を回るオリエンテーリングを実施しました。
歓迎会では部活の紹介があり、一年生たちはこれからどの部活にするか、見学を始めます。
その中で、弓道部の合宿の紹介もありました。
弓道部の大井より報告です
３月、弓道部からも８名の卒業生が、巣立っていきました。３月30日に送別会を行い、後輩から感謝の気持ちを表すのですが、卒業生も後輩に贈り物をするのが伝統になっています。
いままでは練習に必要な小道具だったり、あると便利なグッズだったりしたのですが、今年はなんと、高さ２ｍ近い弓立てをプレゼントしてくれました。
弓道場のない本校では、練習時に弓を立てかける弓立てがなく、壁に立てかけていました。そのためちょっと触れたり、強めの風が吹いたりするだけで、弓がいくつも倒れてしまうのに不便を感じて、弓立てを選んだそうです。ただ、購入すると６万円近くするもので、とても費用を出し合えません。「そんなら自分たちで作っちゃおう！」というのが、品女らしいところです。３月中旬から作り始めて、後輩に何を送るかわからないように、５年生以下の自宅学習日や６年生登校日の放課後、卒業した後も学校に来て、自分たちで買ってきた木材を切ったり、釘を打ったり、キャスターをつけたりして、数日がかりで作り上げました。
手作り感を残しつつも、市販のものに負けない傑作ができました。高さ2メートルに近い大作です。
送別会当日、先輩たちの作品を見た在校生たちの驚くようすが、想像できると思います。早速、弓を立てて弦に中仕掛けをつけるのに使った5年生は、「作業がすごく楽になりました」と喜んでいました。卒業生が心を込めた、後輩たちへの何にもまさる贈り物になったと思います。卒業生のうちもと部長には、コーチとしてこれからも後輩たちの面倒を見てくれます。先輩から後輩へ、ものだけではなく、心も受け継がれていくでしょう。
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