2013/1/30 水曜日

活け花の授業(2回目)・与謝野晶子の歌

カテゴリー: 28プロジェクト:日本,その他 — 漆 @ 17:17:56

本校の校歌の作詞者は歌人、与謝野晶子ですが、29日の読売新聞に、晶子が着物について詠んだ歌が453首、見つかったという記事が出ていました。歌集や全集には見られない作品がほとんどだそうです。たとえば・・・

■「春の衣京の工人色系にたそがれを織りあけぼのを織る」

■「ひんがしの日の出の色をわが帯の一端にだに置かまほしけれ」

■「円き紋飽かず重ねてなまめかし銀紅色とイスパニア紅」

記事は図書室にありますので、興味のある方は読んでみてください。

さて、昨日、今日、活け花の授業の二回目がありました。

 今日は、盛り花です。花型法というルールを教えていただきました。これを知っておくと、誰でもそれなりにバランスよく活けることができるので、海外などでも感心されます。
 はさみの使い方から学びます。
 草月流理事の州村先生が丁寧に教えてくださいます。
 夢中になって活けています。
 ちょっとしたアドバイスで大きく雰囲気が変わります。
 州村先生は世界各国で活け花を伝えていらっしゃいます。昨年はイギリス個展も。今、渋谷のセルリアンタワーや、銀座のポーラビルのウインドウでも州村先生の作品が見られます。
 お花がよく水を吸うように切る「水切り」も教えていただきました。
 シダ類の胞子を「虫の卵だ!」と生徒に言っている担任が。訂正しておきました。(理系ですよね・・・)
 完成した人から先生に見ていただきます。
 できました!と手を挙げます。
 みんな、初めてとは思えないほどきれい。
 新聞を読んでいる・・・のではなく、お花を包むための準備です。片付けまでしっかりしてこそ華道です。
 昨日は、州村先生のお弟子さんが見学に。生徒達が修学旅行に行く、ニュージーランドの前駐日大使の奥様です。今は、ニュージーランドにお住まいなのですが、ちょうど帰国なさっていたので、英語でスピーチをしていただきました。

ご主人に、「お花だけは続けてね」と言われているそうです。活け花は世界の共通言語です。

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