アラサー世代の卒業生と④
一昨日、26歳になる卒業生が遊びに来て、仕事の話をしていきました。今は介護関連の会社に勤めているそうです。
「女性であることで、仕事上厳しいこともあるが、今は楽しく頑張っている。学校時代にいろいろなことをやったことが活きている。(生徒会でした)品女出身ということが話題になることもあってうれしい。品女でよかった。後輩にいつでも見学に来てほしい。」
他の教員からも、
「卒業生が就職試験に行ったら、偶然人事担当者の奥さんが品女出身で話が盛り上がって、結局そこに就職することになった」
という話を聞き、在校生だけでなく、卒業生のためにも母校としてできることをしていきたいとあらためて思いました。
さて、アラサー話の続き。
この日のメンバーの一人から後日、こんなコメントが送られて来ました。
30日に集まった私達卒業生は,今年32~33歳で,社会人になって10年経ちます。
社会人10年目になって気がついたのですが,女性の場合,32~33歳になると,自分より年上の女性は家事や子育てに専念する人が多いせいか,職場には「女性の先輩」がいなくなるのですね・・・。
そのせいか,会社で責任のある仕事を任され始めます。社会人10年目の32~33歳は,仕事が一番面白くなると同時に,自分自信のライフスタイルに一番悩む時期かもしれません。
私もいろいろと深く悩む毎日です。
ですが,先日,先生と多くの品女メンバーに会い,改めて実感したのは仕事・結婚・出産・趣味など,何かと何かを天秤にかけるのはおかしいということです・・・・
30歳 前後は仕事もプライベートも充実する時期でもあり、悩み多き時期でもあります。私自身、このころが人生の転機でした。何をどう優先するかは一人ひとり違います。卒業生達には、自分が納得できる人生をおくってほしいです。
数日前、こんな女性にお目にかかりました。
お一人は、「将来の為、パートナー選びは大切だと思って18歳のときから35回お見合いし、ベストーパートナーを見つけ、今は家庭と仕事と両立している」という方。
もうお一人は、『ワークライフ”アンバランス”の仕事力 ~とことん仕事に熱くなれ~』という本を書いている方。(これもありか!と思いました)
ワーク・ライフ・バランスと一言でいいますが、それは人により、また、一人の人間の人生の中でもその時々によって様々なのですね。
そういえば、先日、80代の卒業生と話していたら・・・
「若い頃、社会福祉事業を立ち上げようと銀行に交渉に行った。交渉に成功して設立費用を貸してもらえることになったとたん、事業の社会的意義を熱く語って当初の約束より利率を低くしてもらい、さらにその法人では債券を発行して協力者を仰ぎ、これも集まった」とのこと。(今も継続しているそうです)
これも品女DNA?と目を丸くして聞いていたら、
「私、若い頃は、冴えてたのよ。でも、今はおまけの人生だから、すべてに感謝して余計な事は言わないの。例えば、(お皿を指さして)お嫁さんがこれを『どんぶりです』と言ったら、『そうねどんぶりね』って言うの。『お皿よ!』とは言わないの。今はそういう仕切りでやってるの。長く生きてると考え方ってその時々で変わるのよ。そうね、10年ごとぐらいかしら・・・」
さすが、含蓄があります。
こんな話を聞いてみたい卒業生のみなさん!
今週の土曜は芳葉会と28歳ホームカミングデーが開催されます。同学年だけでなく、世代の違う先輩・後輩が集まります。
仕事のこと、プライベートのこと、そして、楽しかった品女時代のこと、相談、おしゃべり、笑い話、自慢話も愚痴も遠慮しなくてOK!だって、みんな品女ですから。話に花を咲かせましょう!
教職員一同、みなさんとお目にかかるのを楽しみにしています。
(みんなのアイドル、理事長も首をなが~くして待ってますよ。「元気なうちに来て」ですって。当日は、たぶん薔薇のネクタイをしてくるから、ほめてあげてくださいね。)