漆昌巌
作家の林望さんが『かくもみごとな日本人』という本を出版なさり、本校創立者の父で、創立に尽力した漆昌巌のことをとりあげてくださいました。(校長日記→記事集のところの日経新聞のコラムの文章です) |
昌巌には私も会ったことがありませんが、創立者(私の曾祖母)からよく話を聞かされました。
貧しい家に生まれ、11歳のときに志を立てて仏門に入り、実業家、政治家として活躍し、晩年この学校の創立に尽力するまで、一貫して自分に厳しく、人の幸せを自分の幸せと思うような人だったそうです。
「志願無倦」(志願倦むこと無し)という昌巌の書が、今も作法室にかかっています。
この本を読んだ方が、あるところにこんな事を書いていらっしゃいました。
「失敗を恐れず常に前向きにチャレンジする品女の校風は、現代の学校改革で作られたものかと思っていたが、漆昌巌の頃からのDNAなのだと知った」
本校創立の土台を作ってくれた昌巌に感謝の念を新たにしました。
りんぼう先生からは、他にも沢山の著書を「生徒のみなさんに」と頂戴しました。のちほど、図書室に入れておきますね。 |
*昌巌の伝記は品川図書館に残っています。また、そこから抜粋して生徒に分かりやすくまとめた文章が入学のときにお渡しする「とびらの向こうに」に載っています。