2009/6/26 金曜日

登下校時のマナー

カテゴリー: その他,保護者 — 漆 @ 11:59:31

朝夕、生徒の登下校のピーク時に京急の北品川~品川を往復し、駅での様子を見ました。
1人2人でいるときはそれほどでもないのですが、5人6人と友達が集まり出すと周りが見えなくなってきてしまいます。

駅から学校までの歩道の歩き方については教員も出て注意を喚起し、最近は傘をさしている日も歩道の半分に並んで信号待ちをするようになってきましたが、歩道橋のように2人歩くと一杯になってしまうような狭いところだと、後ろの方やすれ違う方をイライラさせてしまうときがあります。

これと同じく、駅のホームもドア付近に人が固まってくると自分の後ろに人が歩くスペースがあるかどうかの確認ができません。北品川駅にエレベーターができてからはホームがさらに狭くなったので危険です。

集団でいつまでも乗ろうとしたり走り込んできたりする、同じ車両に集まってドアの前に固まるので乗り降りがしにくい・・・と苦情のお電話をいただくこともあります。

ラッシュのピークで起きることは学生でなくても同じ、制服が目立つからと言われることもありますが、社会経験の浅い生徒達が友達と一緒になると、周りへの気配りができず、個人の集まった大人の集団以上に大きな迷惑をかけていることは事実です。同じ制服を着た固まりが与える威圧感も避けられません。鞄がぶつかっても話に夢中で気づかないこともあります。

事あるごとに、担任から「ドア付近に固まらない」「横に並んで歩かない」「駆け込み乗車をしない」など具体的な注意をしていますが、先日の朝礼で私からも生徒に以下の三つを伝え、高等部ではさらに、後輩にも目を配って声を掛け合うように頼みました。

1,固まらない

(生徒は朝は7時から8時20分に登校し、5年生以下の生徒は夕方、3時半頃から5時50分に学校を出ます)その中でも特にピークになる時間には、1両目に制服姿が多くなってきたら2両目、3両目と分散するように気を配る。

2,小声で話す

集団になるとだんだん声が大きくなるもの。また、たとえ大人と同じ音量で話していても、中高生の声はトーンが高いので耳障りであることを知っておく。

3,身体や荷物がぶつかったら先に謝る

これは、年配の卒業生の知恵をそのまま伝えました。まさに「江戸仕草」ですが、本校の生徒には、迷惑をかけているレベルを一日も早く脱して、周りの方をさわやかな気持ちにさせるような人になってほしいと願います。

保護者の皆さまへ

悪気なくやっているところがなおさら怖いと感じます。悪気がないということは周囲への注意を怠っているということで、周りの方の不快感にも気づいていないからです。最寄り駅から学校までは折を見て教員が立って声をかけることもしていますが、そこから先、家までついていくことはできません。

社会性を育てるという面からはもちろん、お子様の身の安全を守るためにも、服装の注意と合わせて登下校のマナーについては折に触れ、いろいろな角度からご家庭でもお話しください。

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